店主のひとりごと ~2014年度~
なんか色々とおバカなことを書きたくなって
『店主挨拶』のタイトルを改めました。
虫に関係あることもない事も頭に浮かんだよしなし事を書き連ねてみます。

【高校卓球春季大会閉幕】
大会はワッと始まってあっという間に終わった・・・印象。
オラは自分でも不思議なんだが他人の身に降りかかる不幸を当てる(予言する)特殊能力があるようで、今回も男子団体ベスト4を維持しつつ総体で更なる飛躍を目指していたのだが違和感を感じ、選手達に『危険な匂いがしてるで・・・それは一発目だ!』と指摘していた。
オラの特殊能力は当たらなくてもいいのに見事に的中してその一発目で見事に我がチームは玉砕した・・・。
オラのこの能力は自分の人生を生きるに当たって何ら貢献しないというのがオチなんだが、ここで虫歯青年に厳かに進言する・・・虫歯を治療しなさい!と・・・。
審判の日は刻々と近づいておるで・・・。
親父の小言とこぬか雨(後から効いてくる)ちゅうてのう(クドクドクド・・・)。
だが、悪い話しばかりじゃなくて期待されながら入学以来全く勝てなかった双子兄弟のダブルスがベスト8入りしたりもした。
まあ、失敗した後に何をしたかが重要でしょうて。
担当している女子はけが人が続出し、エースを欠いた状態ながら順当にベスト4は維持した。
その中で女子でも中々勝てずに伸び悩んでいたチーム5番手のT子ちゃんがついに壁を破って個人戦で初のランク入りを果たした他、個人戦ダブルスでは今まで勝ったことのなかった強豪校のダブルスを破ってベスト4に進出という嬉しい成果もあった。
勝てなかった子が勝つ姿を見るのは指導者冥利に尽きる。
勝負の世界は過酷なもの最後に笑う者あれば泣く子もいる。
あと一つ高校総体まで見守ってやりたい。
さて、そろそろ商売の方も本腰を入れんとな・・・あれ?。
【世界チャンピオンと会食】
先日日本最後のシングルス男子卓球世界チャンピオンになられた小野氏と会食し、酒を酌み交わす機会を得た。
まず、今指導に携わっている学校で同氏による講習会。
一球に対する執念と集中力を重視しながら指導を受けた。
今ではあまり見られなくなった昔風の練習の中から今でも通じるもの、又は今だからこそ必要なものを抜粋して組み立てられたものだった。
同氏が指導を受けた伝説の指導者、熱海の樋口先生直伝と思われる課題を克服しないと延々と続く地獄のメニューも垣間見た。
練習場に響く小野氏の関西弁に鼓舞されながら選手達も頑張りました。
会食に移ってからは我々が憧れたかつての名選手の昔話や世界選手権での裏話を披露いただき、時が過ぎるのを忘れました。
このような方と会食できる機会は滅多にあるものではありません。
貴重な時間をいただきました。
【山菜シーズン開幕】
書いてなかったが、既に山菜シーズンに突入してる。
晩酌の肴が改善されるシーズンだ。
今日はタラの芽を6家庭分採ってきた、隣近所の爺婆にお裾分けするつもり・・・(これが後に冷凍のイワシや大根などに姿を変えて戻ってくるという・・・)。
旬の物を食べて長生きしてチョ。
家庭菜園の生産倍増計画も控えておりなかなか忙しい日々を送っております。
【半田屋があぁぁ~!】
オラの昼飯ローテーションの中核を占める『生まれた時からどんぶりメシ』の半田屋がいきなり閉店しちまった!。
何てことするんだ~!。
明日からどうすんべ?。
家の近くにラーメン屋ならやたらとあるけどいい定食屋なんて皆無に等しい。
繁盛してたと思うんだが定食屋=儲からないって本当なんだな~。
開店と同時になだれ込んで行って指定席で大盛りを喰らうあの醍醐味はもう味わえないのだね・・・。
500円玉1枚ありゃ好きな総菜を選んで腹一杯喰えた・・・貴重な店だったんだが・・・。
半田屋(月)→半田屋(火)→麺や喜一(水)→半田屋(木)→半田屋(金)→
豪華殿(土)→豪華殿又は半田屋(日)という黄金のローテを至急組み直さなくては・・・。
【侮れぬ味・・・川カレイ】
川カレイ(沼カレイとも言う)という鰈の一種がいる。
独特の臭みがあるため食材としても釣りのターゲットとしても大概は見向きもされない。
釣りにおいては引きが強いから面白がって釣ってもその辺にポイ捨てされたりしているが、これはやめてもらいてェ。
この独特の臭みというのはその表皮と皮ぎしにあるのであって、皮さえ引いてしまえばこれがなかなか侮れん味なのであります。
以前魚釣りに血道をあげていた頃、平内町の貸しボート屋『サンライズフクシ』に泊まりがけで釣りに行った。
その頃は休みの日にはほぼ毎回ここに釣りに行ってたので親父さんの家に泊めてもらうこともしばしばあったのだ。
晩酌が始まるや、親父さんがツマミを造ってくると言って生け簀に向かい、皿に何やら白身の魚を刺身にして持ってきた。
これ、何の魚か食べてみて当てれたら大したもんだど~と親父が言う。
生け簀から出してきたくらいだからこの店の定置網に掛かった魚のいずれかであるのは明白なんだが・・・。
まず一口つまんで味を確かめる。
なかなか厚めに引いたその刺身はさばいたばかりだから身がコリコリしてるがうっすら油も乗っており甘さもある。
アブラメ(アイナメ)?・・・ではない・・・鯛でも平目でもないし、メバルでもない。
食感が近い気がしたのはマゴチなんだが味がやはり違う…食べたことのない味だ。
降参して聞いた答えが川カレイだった。
極上の味!・・・ではないけれど飲み屋の品書きにあったら恐らく注文する。
川カレイは以前から釣ったらフライにしてみたり焼いてみたり、勿論皮を剥いで刺身にしたりして試してたけれどいずれも喰うに値しなかった。
唯一ましだったのは皮を剥いだ刺身だけだったがわざわざ釣って食べようという気にならない程度の代物だったのだ。
ところが今目の前にあるのはまるで別物・・・一体何が違うのか?。
親父に聞いてみた。
すると、こいつは大きい方が旨いことと、産卵期である7月を控えた5~6月に採ったものでないとこの味は出ないということだった。
食べたことがない味に思えた理由が分かった。
普段は簡単に釣れるこの魚はその時期産卵期が近くなると口を使わなくなるから釣ったことが無かったからだ。
網でないとこの魚の良い時期は味わえないよと言って親父はカカカ!と高笑いした。
だが、やってみたことはないけど我ら一味はこの時期のこの魚の釣り方攻略法は既に暴いている。
既に栄養を蓄えていて餌を摂ることの無くなったこの魚を釣るにはリアクションバイトが有効なはずだ。
どういうことかと言うと、メイタガレイ等のプランクトンみたいなのばかり喰ってる一部のカレイを除けば多くのカレイ類は大型化するにつれて魚食性が強くなるからだ。
これらのフィッシュイーターは食い気が無くても目の前を魚が泳いで通れば習性として追って口にしてしまうケースが多いからこれを利用するのだ。
海底から1メートルくらいの層を引いてこれるルアーで恐らく攻略できると思う。
ただ、平目ほど口は大きくないからフックの大きさや種類等タックルに一工夫は必要になるでしょうけど・・・。
誰か挑戦してみませんか?。
【頭の体操】
1月に指導に行ってる高校卓球部がテスト週間で練習を休んだため、久しぶりに市内某小中学校の生徒が通う卓球スクールに指導がてら遊びに行った。
この年頃なら卓球だけでなく色んなものに触れさせたいと以前から高校生に時々やらせてたなぞなぞや計算問題などのテストを持って行ってやらせてみた。
レベル的には小学生~中学生の問題なんだが、約7割近くの問題にちょっとした『引っ掛け』を仕込んである。
全6問で制限時間は20分だったが結果は回答率で3~4割、正解率の平均1~1.5問というところだったが一人だけ中1の男の子が3問正解した。
この子は学校の成績は悪いとのことだったが地頭は悪くないというよりむしろ優秀だと思った。
オラの集めたこの問題集は単に学業成績が優秀だというだけでは解きにくく頭の柔軟さや閃き、集中力と慎重さが求められる。
6年くらい前に卓球部の女子高生にやらせてみたら平均で正解率は2問程度、最高でやはり3点くらいだった。
この時、入学時に一番で入って来て一番で卒業した娘が居たのだがテストを配る前にオラはその娘にこう言った『多分お前は殆ど正答できないはずだ』と。
その子が苦手とするとオラが思ってたものばかり集めてきたからだ。
この子はどんなに練習がきつくても毎日コツコツと勉強を欠かさない非常に真面目な子ではあったが、頭が堅くて発想の柔軟性がまるで無く、それが卓球においても弱点になっていた。
つまり初対戦の相手に脆く、対戦したことのないタイプにも弱く、相手に次々に戦術を変えられると対応できないのだった。
今担当している女子高生達にはまだやらせたことが無かったのでやらせてみたくなった。
以前の方が卓球でも学業成績でも遙かに上だったので期待はできないが現状を見る必要がある。
何が苦手なのか、どこで引っ掛かるのか?そこを見極めて指導に生かそうという訳だ。
テストスタート!・・・まずペンの持ち方が全員変だ・・・中には理解できない凄まじい持ち方をしてるのも約2名居る。
今の小学校とかではペンの持ち方などは教えないのかな?親もノータッチだったとみゆる。
途中で何問かできた奴居るか?と声を掛けたら半分以上が手を挙げたので一安心。
テスト終了!で答案用紙を集めて採点に入ったら・・・・★だった・・・。
全滅!全滅だわ!何てこと?バカばっかりや・・・。
引っ掛けに全員ちゃんと引っかかり、そもそも問題を読めないのも居た。
答えが『1』という問題に『2,413』と謎の回答をした者もいた、この数字一体どこから導き出したの?。
高校での成績はまずまずの子が多いはずだが、小中学校のどこかでつまずいているんだな・・・。
宮台真司氏の『偏差値と地頭の良さが年々乖離している』と言った言葉を思い出した。
この問題をもう少し誰かに試したい・・・そうだ!あいつだ!。
・・・と思ってたらその某青年はすぐにオラの店に現れた(真性津軽衆だね~:津軽衆→噂をすれば現れる現地人の特徴)。
某青年はオラが指導してる学校より偏差値で一つ上の学校を卒業し、共通一次試験にはちゃんと落ちたという青森市内レベルど真ん中の頭の持ち主のはず・・・モルモットとしてこれ以上の検体はあるまい。
訳を話したら某青年は張り切ってこのテストに挑んだ。
結果は・・・★だった・・・。
結果にオラも本人も納得できなかったので少しレベルを落とした別のテストをもう一枚やらせてみた。
問題の中のなぞなぞの問題に某青年は反応した『コレ前にラジオでやってた!』思い出すんじゃ!さもなくば★ふたつの可能性が出てくる・・・思い出すんじゃ!。
終了・・・某青年はラジオの回答を思い出し1問だけついに正解した。
宮台真司氏の言葉がオラの頭の中でリフレインして浮遊した・・・。
某青年は問題と解答をそれぞれ2枚持って帰った。
恐らく彼の中学時代の友人にも試すつもりだろう。
だが、その友人が何問か正解したら・・・青年は蝋人形と化すかも知れない・・・。
こんな問題で全てが分かるものでもないが一つ有りなのかな?と思うに読解力と注意力に問題があるような気もする。
さて可愛い愛弟子達・・・どこから手を付けたらいいんかいな。
今回のテストを終えてその感想を唄に託して記事を終わろう。
皆さん『雪~の降る町~を~♪』のメロディーで次の歌詞を一緒に斉唱して下さい。
『パンツ~のゴム切れ~た~♪』 完。
【むつ湾の真鯛Ⅱ】
前記事でむつ湾の真鯛を取り上げたが、丁度県内のあらゆると言って良いくらいの魚を釣りつくし、食し尽くしたような方が店を尋ねてくれたので件のむつ湾の越冬真鯛の味について尋ねてみた。
その結論は・・・あまり美味しくない!ということで決着した。
まず、その時期になると湾内の餌を豊富に取ることができなくなるので油の乗りも今ひとつ(理由を書くと場所がばれるので割愛)潮の流れも緩いので身の締まりも今ひとつ、そして捕食している餌の関係でヘドロ臭さも抜け切ってないとのこと。
やはり南下して深みに落ちて行く直前の日本海側の物が一番旨い(その中に更に当たり外れもあるが)という意見の一致をみた。
良い時期の上物の真鯛は調理する手間を惜しまなければ捨てる所がないくらいあらゆる部位を活用できる。
鱗は油で揚げてさっと塩を振って鱗煎餅に、胃袋などはオラはよくヌタで頂く。
刺身は普通の造りと湯霜造り(松皮造りとも言う)に分けて楽しむ。
が、湯霜造りは60センチ以下くらいの大きさでないと皮が堅くなって歯に障るのでやはり50センチ以下がいい。
お楽しみはやはり鯛茶漬けだ。
亡くなった爺ちゃんの大好物だったっけ・・・。
頭や三枚に卸した後の中骨をまずこんがりと焼き目を付けて焼く。
次にどんぶりに熱々のご飯を盛って、そこに焼きたての頭や中骨を乗せ、そこに熱いお茶を注ぎ込む。
ここに切り身を入れてもいいが、じっくりと出汁が出るのを待ち、最後に風味付けと塩味を付けるために少しの醤油を入れるのが我が家風だ。
鯛の持つ風味と味が全部味わえる・・・。
県内の鯛釣りファンは手頃な大きさから大きいのを求めて釣りに勤しむがオラの仲間らは敢えて小さいのも狙う。
体長15センチ~20センチくらいのやつだ。
こんなのを7~8匹も釣れば充分、内心ほくそ笑む。
これらのものは3枚に卸して皮を付けたまま昆布とともに酢締めする。
これがまたさっぱりとしてて粋な酒の肴になる。
鯛釣り・・・もう何年もやってないな・・・。
日中の湾内の鯛釣りもいいもんだが、やはり鯛釣りは青森の場合は日本海側での夜釣りに軍配を上げたい。
夕刻に出航して夕暮れを眺め、暮れてからは漁り火を遠目に見ながら鯛を追う。
夕刻は目の前を巨大なマグロが跳ねることもある。
船の明かりにサンマが寄るとゴメが押し寄せてきてさながらヒッチコックの『鳥』状態で釣りにならなくなることもあるがこれは愛嬌。
なんと言っても漆黒の海から赤とブルーの色を煌めかせながら上がってくる鯛の美しさと釣り上げたばかりにしか嗅げない鯛独特の甘い香気を存分に味わうのはやはり夜釣りに限る。
今年は・・・行ってみようかな?・・・。
【むつ湾の真鯛】
愛読してるという訳でもないんだが時々見てしまう漫画に『酒の細道』というのがあって所謂、美食漫画というわけではなくて主人公が頭の先から尻尾の先までお酒大好きというところに惹かれるんだな・・・。
以前は福島の原発関連で問題となった某作品を読んだこともあったがその作者の押しつけがましさと独善的な物の見方に辟易して見る気がしなくなった。
酒の細道はその点高級食材なんかは出て来ないが主人公が徹底的に旨そうに酒を呑むところが気楽でいい。
その作品に青森はむつ湾の真鯛が登場する一作がある。
拝見したところその真鯛は晩秋~初冬に掛けてむつ湾内で採れた設定と拝察。
大変美味しいと描かれていた。
地元青森の食材をお褒め頂き有り難いのではあるが・・・。
チト取材が甘いのではないか?とも思う訳でして・・・。
まず、鯛の旬として良く言われてる桜鯛という春の鯛は本当に旨いのか?。
青森で鯛が採れ始めるのは5月くらいだがあまり美味しくないですよ。
築地で魚河岸ん十年という筋金入りの目利きに言わせると魚を補食している地域の鯛は皆美味しくないとのことなんだが、5~7月のむつ湾の真鯛は間違い無く魚を補食している。
その見分け方は目の大きさで分かるそうで、年中魚を補食している地域の鯛は目が大きく、その反対に貝やエビ・カニを主食にしている(明石等の瀬戸内産など)は目が小さいのだという。
なるほど青森の真鯛は目が大きいし顔つきもいかつく猛々しい。
むつ湾では当初中層を泳いで魚を補食していた鯛が水底に落ち着いて貝や甲殻類を食べ始めるのが7月中旬以降だ。
ではこの頃から美味しくなるのか?というと逆で、産卵期に入ってるから特に産卵後のやつは油も落ちて身もブヨブヨ・・・不味いんであります。
この時期に喰うに値する真鯛は25~30センチの未成熟な個体のみ。
これなら特に旨いと言うわけではないけどまあ、美味しく頂ける。
他県ではどうかは知らないが、こと青森の真鯛で一番美味しいのは10月末~11月中旬の日本海側で採れたものだとオラは思う。
この時期に釣りに行くと1週間毎に油が乗って身が締まってくのが良く分かる。
それも大きさは40~50センチくらいまでのものが良い。
80センチ近くなると釣ってる分には面白いが身の筋が硬くなり味も大味になって食えたもんじゃない。
むつ湾の真鯛はこの頃になると一斉に湾外に出て深みに落ちて行き越冬体勢にはいるのだが、一部は湾内に残るらしい。
となるとその場所は限られてくるのだが、ここでは書きません。
酒の細道に出てきた鯛はこの湾内で越冬体勢に入ったものを釣り上げたものではないか?と拝察するのだが、二点疑問が残る。
油の乗りは問題なかろうが、身の締まりとホタテの糞が堆積したヘドロに塗れた甲殻類や貝を食した臭みが抜けてるか?ということだ。
越冬場所は大体の場所は知ってるけど、そこのこの時期の真鯛を釣って食べたことがオラは無いから良く分からんのだ。
オラはこの時期なら裏竜飛で自分で釣って最高のをさんざん食べたがそれと同等かそれ以上とはとても思えないんですな。
ラズウェル氏には美味しく頂いて感心もして貰って恐縮だが、青森ですらその一つ上がありますぜ。
全国にはその二つ上もあるのでは?。
それと、最後に作品中の鯛はチト大きすぎるのでは?。
氏が友人ならコレを喰ってみろい!と上物を1本進呈したいし、鯛のお茶漬けも進めてみたいところではある(旨し!)。
【おそロシア】
沖縄の人と東京の人と青森の人と札幌の人と・・・個人差はあろうがどこの人が一番寒がりか?と言うとそれは恐らくは札幌の人である。
一番寒い土地に暮らしながら何故そうなるかというと部屋のストーブをガンガンに炊いているからだ。
学生時代に同期の金沢から来た男と札幌から来た男が一緒にアパートを借りてシェアしてたんだが真冬に帰宅するなり札幌の男が『寒いっしょ!』と言ってストーブを最大火力に上げて室温およそ28℃まで上げ、金沢の男が『暑い!灯油の無駄!』と言って火力を小に下げるといった繰り返しだった。
どうも札幌の男は部屋の中ではTシャツで過ごせるくらいまで室温を上げないと気が済まないらしく、東京の男は少し寒いなら1枚余分に着ればいいじゃんという考えから上記のような矛盾が生じるものらしい。
但し、札幌の人の顔の皮膚は鉄面皮と言っていいくらい耐寒性に優れてはいる。
マイナス10℃以下に冷えた日は沖縄、東京のみならず青森の人間でも顔を出したまま歩けないくらいのものだからだ。
以前に全日本卓球選手権を東京に見学に行ったら1月の上旬であったのに暖気が来ててポカポカと暖かく、オラは上着を脱いでTシャツ1枚で会場の周りをうろついてた記憶がある。
だが、そんな格好をしていたのはオラだけだったので結構他人からジロジロ見られてた・・・。
大分以前の著作だが、本多勝一氏の本で『ニューギニアの高地民族』という大変面白い本があり、氏が留まっていた部落の高山を挟んだ隣部落から交易にきた部族にくっついて行こうとしたら高山の山中で野宿する嵌めになりセーターは持参してたものの寒くて寝られなかったのだが、その部族の連中はチンコケースしか付けてないのに熟睡していたという下りがあった。
きっとこの部族の連中の皮膚は全身が札幌の人の顔の皮膚と同じになってたんだろう。
これだけでもすごい話なんだが、オラは以前にもっと凄いものを目撃してる。
それはオラがまだ釣りキチだった頃、釣り糸を垂らしたくて3月に陸奥湾内の漁港にカレイの投げ釣りに行った際の出来事だった。
寒さに耐えながらじっと我慢して釣りをしてたんだが、この時期の陸奥湾内の水温というものは雪解けの水が流れ込んでて年間でも最も水温が下がる頃である。
海に落ちたら下手すると心臓麻痺で一発昇天するかも知れないし、落ちたら10分は保たないとも言われている。
そんな頃だから寒さに耐えててもろくな釣果がないまま正午を過ぎた頃、何台かの車に分乗してきた何組かの家族連れがその漁港に現れた。
3組くらいの日本人家族に紛れて1組の外人家族が混ざっていた。
それはどうも顔つきや肌の色と何を言ってるかは分からんが発してる言葉の感じからどうも露助の家族と思われた。
その中のパパと思われる180センチを軽く超えたデブでハゲがやおら着ている衣服を脱ぎ始めてパンツ一丁になったのだ。
このハゲオヤジ何する気だ?と眺めていたら、何と!そのロシアハゲは海の中に入って行ったのである!。
うっとりとした表情で気持ちよさそうに泳いでいる・・・。
オラは思った・・・『何で死なないの?』。
お前はトドか白熊か?。
そのロシアハゲはおよそ十数分ほど寒中水泳を楽しんでいただろうか。
恐らくサウナに入っては出てきて氷の湖に飛び込んでる連中なんだろうと思った。
ウ~ム『おそロシア・・・』。
【帰還致しました】
東北選抜福島大会より帰還致しました。
結果は予選リーグ2勝3敗で予選敗退・・・まだ力が足ランチュラ・・・。
大会出発の日午後1時半に自宅近くのコンビニにKコーチに迎えに来て貰い、青森ICにてもう一台の父母を乗せた車と合流して出発!。
選手らは既に早朝チャーターした専用バスで出発済み。
父母と会話しつつ、道路付近の樹相や獣などをルッキングし、来るシーズンに向けて目のトレーニングに入る。
どこもかしこも切られて二次林だらけ・・・ウサギ美味しい・・・じゃなかった兎追いし彼の山はどこ行った?。
が、大鰐付近でリンゴの木に停まったフクロウ発見!秋田との県境では山の中腹にカモシカ発見(♂だったべさ)。
指導陣の平均年齢が上がったので1時間毎にPAにて休憩。
父母連は帰路に購入するお土産のチェックに勤しんでおり目がランランと輝いている。
盛岡を過ぎた辺りで雪は殆ど無くなり、代わりに交通量が増えてきた。
やがて夜の帳が降り、暗くなる。
目的地の郡山市は夜8時半到着予定。
夜だというのに仙台近くまで来たら急に空が明るくなってきて、それは目的地まであまり変わらない状況だった。
これじゃライト炊いてもクワガタ飛ばんがな・・・。
せっかくライト一式を買って炊いても1匹も来なかったと嘆いていた某氏の原因をこの目で確認した。
何せ星の数が目視で減っちゃうくらい明るいんだもんね来る訳ねェべさ。
更に進むと一層光輝く眩いネオンに包まれた。
ぬォ~!ラブホ街だ~!。
そこはラスベガスもかくやと言わんばかりの光のシャワーに満ち溢れていた。
時間的に既に中で一戦交えておるのじゃろうてと思いつつも誰もその事には触れずオラだけがご苦労!と敬礼してその場を過ぎる。
Kコーチのカーナビを暇にまかせてチョして(弄って)いてはたと気が付いた。
郡山って福島原発から50~60キロしか離れてねェじゃん!。
海手に車を走らせれば30キロも行ったところで立ち入り禁止区域なんじゃろうね、目には見えねどそこはかとなく線量も上がってんだろうね、とオラが言ったら翌日オラ以外の父兄らの殆どがコンビニでマスクを仕込んで装着してたのを目撃。
目的地に到着して晩飯はラーメン。
そこから買い出しに行き酒盛りを始めたのが夜10時。
応援の体力を残そうってんでAM1時にはお開きとなったがKコーチが持参した田酒の半分はオラが呑んじまっただ。
誰も付き合ってくれないのでオラ一人缶チューハイで粘ったがAM2時半に淋しく就寝した。
大会に入って各県の選手を見たが予想通り以前よりはレベルが下がったと感じた。
特に男子よりも女子が落ちたと思った。
が、それでも我がチームより上位校は1枚以上力が上。
オーダーも外れたし、技術・戦術の幅にも差があったけれど何より勝ちたい!という闘争心に違いがあった。
更にはこちらが何か指示を出して効果があってもすぐに対応してくる選手自身の修正能力に差異を感じた。
初日は各県の1~2位チームとの対戦で0勝3敗に終わり予選敗退が決定した。
この日最後の岩手代表との試合はオーダーが丸外れで、当たっていたら勝っていた可能性が極めて高く、初日1勝2敗で翌日全勝していたら得失点で或いは決勝リーグ進出の目が残っただけに残念であった。
選手にはミーティングでこのままでは帰れない!1歩階段を上がって帰ろう!明日は残り全勝を狙う!(残りは我らと同じ各県3位との対戦だから)と気合いを入れた。
大会二日目、我がチームもやっと目覚めたのか触発されたのかエンジンが掛かり始め声も大きくなりだした(遅えんだねバカタレめが!)。
対戦相手は山形3位代表校。
卓球の団体は1~2番がシングルス3番ダブルスで4~5番がまたシングルスだ。
トップに監督は一年生である平内の★・・・じゃなかった、星であるホタテ漁師の娘H子ちゃんを度胸の良さを買って抜擢。
この子は見た目ポカ~んとしてるが大きな大会にいきなり出ても緊張しないというか大きな大会ほど力が出るという不思議な子。
動かざること山の如し・・・というか実は動けないんだが体勢を崩されてもボールを返してくるし、そのボールに必ず変な回転が掛かっているというホタテ娘だ。
この試合、負けたら明日から耳吊りだ~!(親漁師の仕事の手伝い:ホタテの稚貝の耳に穴を空けて養殖ロープにひたすら繋いでいくという地獄の単純作業)と言い聞かせてある。
上位校の選手には必ず競った場面でサーブレシーブ等でコレ!という必殺技のバリエーションを持っているがウチの選手にはそれが無いか、物足りない。
だからこのレベルになると競れば必ず負けるというデータが初日に出ていた。
だから二日目朝のミーティングで3-2で勝つ戦術は一切考えるな!全部3-0で勝つ手段を考えろと言っていた。
試合に入ったらH子ちゃんも1~2セットは快調に飛ばしたが3セット目に捕まった。
8-10から粘って10-10とジュースに持ち込み、ここで相手が焦って1本凡ミスしてこちらにサーブ権が回ってきた。
『ここだ!ここが勝負だ!次は無い!ここで決めろ!』とギャラリーから大声を出す。
こうオラが言ったらその日一番効いてるサーブを思い切り切って出せと言ってある。
緊張した場面で思い切り切って出すのはサーブミスしそうで怖いものである、出せるか・・・しかし彼女はオラの声に静かに頷いたのを見た。
素直なのかバカなのかこの子は思い切り切って出した!ら・・・あっ!オーバー!と見えたそのボールは強い回転が掛かってたので急激に沈んでエッジで入り試合終了!ふひょ~・・・・彼女が耳吊りから解放された瞬間だった。
二番は一応我がチームのエース格、泣くと強くなるというおバカのS子ちゃんだ。
試合前にバカ力を出せ!バカの力を見せてみろ!と言ってある。
第二試合がスタートしたが、事件はここで起こった。
相手の子は3番のダブルスにもエントリーしている相手校のエース格。
S子が思い切り放ったバカボール(強打)を追い掛けて転んだと思ったら起き上がってこない・・・やっと顔を上げたと思ったら・・・泣いている。
試合中に泣き出すのはウチのおバカの専売特許のはずだが?・・・と思ったら膝がギャラリーから見ても腫れていた。
靱帯が切れたかあるいは脱臼したか・・・。
彼女を取り囲んで寄り添ったチームメイト全員が泣いている・・・。
彼女がエントリーしていたダブルスは棄権になったので自動的にこの時点で試合終了という驚く幕切れとなった。
引き上げてきた我がチームにいつ誰が同じ状況になってもおかしくないこと、アップ・ストレッチの重要性。
そしてこの勝利はやっとウチらしい本来の力が出始めたところの途中だったので有り難い勝利ではなかったことなどを説いた。
あの子がもし2年生なら彼女の高校卓球生活はほぼ今日この日で終わり・・・そうではないことと一日も早い回復を願うと全員に告げた。
最終戦は秋田3位代表校、ここに今と同じ内容で完勝してこそ一歩階段を上がったと言えるから次に全てを出すぞと鼓舞した。
後で聞いたらその子は靱帯を切った上に膝の皿が外れていたそうな・・・。
さあ、最終戦!。
トップにまたホタテ娘のH子ちゃん、快調にホタテボールを決めて快勝!。
地獄の耳吊りから解放された喜びがボールに満ち溢れている。
二番もまたおバカのS子ちゃん、おバカボールが炸裂して2セットをぶっち切りながら3セット目に捕まって逆転負けでバカの本領大発揮!(バカヤロー!坊主頭にしてやりたい!)。
3番ダブルスはS子とキャプテンT。
出だしでキャプテンTのカミソリのようなドライブ1本と相手のスマッシュを至近距離でカウンタースマッシュするという神がかり的プレーに相手応援団からエ~ッ?という驚きの声が上がったが同じ声がこちらのベンチと応援団からも上がったのには笑ったね、だって見たことないんだもん。
勘違いした相手が萎縮してる間に2セット先取したがやがてTのボールが入らなくなりセットオール。
ここでS子ちゃんの豪腕がやっと唸りだした。
泣くかエヘル(拗ねる・怒る)と強くなるというS子ちゃんの特徴を捉えて監督がベンチで何か言ったに違いない。
相手ダブルスはロングマンの相手校エースと2番でS子ちゃんを下したカットマンのコンビだったがS子ちゃんのおバカドライブ(スピードドライブ)に相手カットマンは4回も開脚前転で転ばされ、辛くも勝利。
4番5番は台が空いてきたので2台同時進行。
4番は最近不調だった為ベンチ入りが多かった変則タイプのK子ちゃん。
今大会初登場である。
実は山形戦で4番にエントリーしてたのだが事故で終了したので出番がなく最終戦で初登場と力が出せるか不安を抱えての登板だった。
しかも相手は向こうのエースである。
5番はキャプテンT子ちゃんだがダブルスで調子を落とした上に性格的にラストは向いてない。
監督は3-0か3-1での勝利狙いのオーダーだったがS子ちゃんがバカの本領発揮しちまったので4~5での逆転負けも充分考えられる。
また、ここから負けることの多かったチームである。
ある意味では願ってもない一歩階段を上がれるのか問われる展開である。
スタート。
5番T子ちゃん最初っからボールが入らず点差が開いていく。
方や4番のK子ちゃんはこの試合が今大会初登板とは思えないほどボールが良く入り、また練習でもなかなか入らない難しいボールがいきなり何球か入った。
バックに貼った変化系粒ラバーに相手も戸惑った。
K子ちゃんが2セット先取したがT子は2セット先取された。
K子の相手は惑わされたとは言え相手校の紛れもないエースでありはっきり言ってウチの誰よりも実力では強い、このままでいく訳がないのは明白だった。
その理由は2セット目後半からK子の変化粒に慣れてきてミスが減ってきてたからだ。
勝利への道筋はもう見えた。
K子を3-0で勝たせるしかない、失敗すれば逆転負けだ。
ベンチからT子にわざとゆっくり試合を進行させるように指示が出たようだ、K子にプレッシャーを掛けない為に・・・。
3セット目出だしは良かったがほぼ完全にバックラバーの変化を見切られ追いつかれ9-9でサーブ権が回ってきた。
ラッキーポイントが1点入って10-9ここが1回目の大勝負!バックハンドで相手のフォアに下回転のサーブが効いてたので出せれば正解!であるがK子は前半に使ったフォアハンドでのしゃがみ込み上回転を相手のフォアに出すのを選択した。
それはアカン!それはもう見切られてる!案の定簡単に強打を浴びて10-10のジュース、嫌な展開になった。
次にK子のボールがネットに引っ掛かるラッキーポイントで11-10。
もうここしかない、後は無い!。
思わずギャラリーから大声を出す『覚悟決めろ!ここ勝負!効いてる(フォアへ下回転)の出せ!』。
このサーブを出して相手が打ってきたら多分ネットミスしてくれる、繋いできたらそれは必ずフォアに返ってくるから思い切り打つしかない。
これがS子ちゃんならバカだからオラの言った言葉を勘違いするかも知れんがK子なら・・・さあっどうする?。
K子が構える・・・おっバックサービスの体勢・・・出すか?出せるか?。10-9で同じ場所に上回転出してドカンと打たれてる・・・恐怖心との闘い・・・敵は自分の中にある。
回転量を落とせば一発で持って行かれる、回転を掛ければサーブミスする可能性が出るという恐怖との闘いなのだ。
下回転・・・出した!相手は?思い切り打ちに来た!ネットミス!。
決着した・・・よくぞ気が付いた・・・よくぞ思い切り出した・・・だっ抱きしめてあげたい!(本当に抱きしめると訴えられる恐れあり)。
監督は最初の3試合を嘆いて怒っていたがオラは最低限の階段を1歩上がったと考えてる。
気持ちの非常に弱いチームだったが何か掴んだに違いない。
安心すれば転げ落ちる1歩ではあるが貴重な体験をしたはずである。
この1歩を大事にしなければ・・・。
帰路は父母が予め品定めしていた各PAでの大お買い物大会となった。
何しに来たんず?というくらいお土産を大量に買い込んでいた。
ある母は満面の笑顔で『オホホ、車に積めるかしら?』というくらいに・・・。
【東北選抜大会近し】
東北選抜卓球選手権が近づいて来た。
猛練習を積みたいとこだが最近の学校の指導方針というのが良く分からん。
ゆとり教育とか言いながら7時間授業って何?。
やたら検定とか押しつけてくるが、取っても進学・就職に有利になるとはあまり思えないんだけどなぁ~?。
てな訳で練習開始!っとなっても誰かが欠けてたりで効率の悪いこと・・・。
そんな中で工夫して指導陣も選手達もやるべきことは積んだ。
いよいよ来週に大会は迫った、いざ出陣!である。
しかし、県内を3位で通過だから他県の1位、2位のリーグにブチ込まれる。
う~ん・・・正直しんどい。
だが、得るものは大きいはずだ。
東北の上位選手を集めた東北合宿でランキングを決めた上位選手が先日の全日本では殆ど一発負けしてた・・・。
宮城のI高校、青森のY高校が強化を止めてから一気に東北のレベルが落ちたと見ゆる・・・淋しいのう・・・。
何とか1勝以上してきたいもんだ。
てな訳で大会に同行しますんで2月5日から8日まで店は休みます。
営業再開は2月11日(水)からになりますが、シャッター降りてるからっつ~て潰れてませんからね。
お許しを・・・。
【鳥】
今朝家を出ようと玄関の戸を開けたらそこには二羽の雉がつがいで居た・・・。
何て田舎なんだろう・・・。
オラは下手物以外は何でも食べるが唯一食べられないのが鶏肉である。
しかし、目の前に師匠へのお土産が鎮座している・・・狩猟本能が覚醒する。
オラは食べないが師の食卓をかざれれば喜んでくれるに違いない。
どうやって採るか・・・鉄砲は無いし住宅地だからあっても撃てない。
作戦を考える(0.8秒)はたと閃いた!。
一旦静かに家に戻り片付けてあった秘密兵器を手にする。
70センチ枠タマムシネットの登場!である・・・フフフ・・・。
再び玄関を出たら奴らはまだ呑気に生け垣の土中にくちばしを突っ込んでいる。
これは・・・もしかしたらいけるかもよ?。
一歩前進・・・すると、敵もさる者二歩逃げる・・・。
網は予め3メートルに伸ばしてあるがあと1メートル強の間合いが詰められない。
お前らなんか眼中にないもんねの振りをして体を横にし、実は横目で見ながら蟹のように一歩前進・・・また逃げる。
この状態を打破するにはどうするか?。
秘技木化けで奴らが油断するまで微動だにせず待つか一気呵成に討って出るか?。
オラの頭の単純回路は車が来たら一巻の終わりと答えを出した・・・速攻だ!。
クワガタ採りで鍛えたスイングで一気に勝負に出たが♂の尻尾を叩いた所で逃げられた。
逃げた先は公立保健大学学長の自宅官舎内・・・そこはお止め場である・・・。
お止め場から出て来ないかと周りを網を持ったままウロウロしてたが、出て来ず通りかかった何台かの車の運転手がこのオッサン何してんだ?といぶかしげに見るので恥ずかしくなって諦めた。
ここ何年かで思うのだが鳴き方の下手くそなウグイスが増えたと感じる。
春一番で『ホーホケキョ』と綺麗に鳴くウグイスが少なくなったのである。
『ホー・・・ケケッ・キョ』とか『ホケッ・・・キョキョ』とか聞くに堪えずしっかりせんかい!と言いたくなる。
鳥は鳴き方の上手な奴を手本にして鳴き方の学習をする。
小鳥の鳴き声を楽しむ趣味の人は自分のとこのが下手だと綺麗に鳴く鳥を所有する仲間から借りてきて学習させるくらいだ。
自然界において下手くそが増えてきたということは個体数が減少しているのかも知れない。
【沖縄の人】
高校生の下宿時代のこと。
柔道部のT島先輩の部屋に沖縄の柔道選手が泊まりにきた。
修行に来たらしい・・・。
部屋を尋ねたら、共に100キロを超す屈強なデブが対座してじっとお互いを見つめ合っている異様な雰囲気に出くわした。
『何してんスか?』。
どうもお互いに郷土愛が強すぎて方言しか話せないから何を言っているのか分からず沈黙の艦隊と化してしまったらしい。
『お互いに標準語で話せばいいじゃないスか?・・・話せないの?』。
二人とも同時に『うっ!ム・ム・ム・・・』と呻いた(話せないらしい)。
仕方が無いのでオラが通訳として役務を担うこととなった。
互いに柔道選手であるからして柔道中心の話題にすれば心も和むであろう。
まずはお約束で出身地から・・・。
◯×さんはどこから来られたのですか?と聞いたら『那覇・・・』とポツリ。
ウチのT島先輩は大外刈り・小内刈り・背負いが得意なんですが〇×さんの得意技は何なんですか?と尋ねたら『内股・・・払い腰・・・』(100キロデブの得意技は大体皆同じ)と単語でしか返ってこない。
なかなか会話が弾まず苦労してたら沖縄の人が窓の外を見て『あっ!』と叫んだ。
その年初めての雪が降ってきていた。
『こ、これは・・・もしかして・・・雪って奴ですか?』〇×氏が初めて単語以外の言語を変なイントネーションで語った。
どうやら産まれて初めて雪を見たらしい。
『こ、これが・・・雪って奴なんだよ』T島先輩が三歳児が語るような妙なアクセントで解説した(ここでオラがプッと笑ったら120キロデブの踵で足の指先を踏まれた)。
さあさあ、人生初の雪を存分にお楽しみ下さいってんで二人を外に連れ出した。
手のひらに舞い落ちた雪がデブの高熱で瞬時に溶ける訳だが『本当に冷たい!』と〇×氏は感動していた(那覇には冷蔵庫は無いんかい?と思った)。
100デブが並んで雪の空をじっと見つめている妙な光景をオラは一生忘れることはないだろうと思った・・・。
【自宅の発掘】
ここ数日この冬初めてか?という暖気が続いた。
オラの自宅前の通りは高齢者が多いものの皆働き者揃い。
この暖気を逃さん!とばかりに一斉に除雪に勤しんだ。
逆に一本隔てた通りはやる気が無いのか体力が無いのか知らんがいつも通りがメチャクチャになる。
オラの通りは競い合うかのようにとりかかった。
オラも80のジジババに負けてらんねェ!と今年2回目の屋根の雪下ろしと窓まで埋まった雪を掘り出して発掘作業に精をだした。
オラは天性の高所恐怖症だが家も車庫も雪で2メートル以上埋まってるから大丈夫。
二日掛けて家を雪から掘り起こした。
雪を捨てる(積む)スペースが既に限られているのでどこをどう掘ってどう積むか、己の体力と相談しながら効率の良い雪かきを考える・・・これ大事。
終えると学校へ卓球の指導で練習相手に行く。
雪かきで既に体力は消耗してるがこれに練習が加わるともうヘロヘロ・・・。
だが、しかし水分はある理由で極力摂らない。
帰宅後まず風呂を沸かして43℃の湯で更に体を蒸し上げる。
お楽しみはここからだ・・・。
まず食卓に自家製ヤリイカの塩辛白造り(肝を使わず天然塩と身だけで甘塩に仕上げたもの、日持ちはしないがタップリ食べられる)とヒラメの造りを並べ、後親戚や知人から届けられた各地の命の水を目の前に並べる。
さ~て、どれから行こうか・・・至福の一時である。
かくして爆弾魔は復活する・・・。
【雪は~降る~♪お客は~来ない~・・・】
学生時代の友人で青森市幸畑(山手の為雪が多く寒い)にアパートを借りたのに浪人していた際に住んでいた東京でもこれで充分だったと言って800ワットの電気ストーブで冬を迎えると頑として言うことを聞かない金沢出身の奴がいた。
こ~のバカっ子!(バカ者めが!)。
そこで、青森県勢で示し合わせてコイツを威かしてストーブを買わせようということになった。
まずオラの友人がジャブを打つ。
『晩げ、洗濯モン凍るんで~(夜は洗濯物が凍りますよ)』。
『え~嘘~?』と驚いたが動じない・・・。
『夜中だばマイナス10℃くらいまで下がるど~』。
『・・・・』(マイナス10℃の世界がピンと来てない・・・)。
ここまでは本当の話だが、動じないので小学校の頃オオカミ少年と言われたオラの出番なのでいきなりボディーブローを打ち込む。
『こごだっきゃ冬さなれば市営バス来ねェんで~(ここは冬季には市営バスは来ませんよ)』。
これにはさすがに『え~それは嘘だろ!じゃあここらの人って冬の交通手段が無いじゃん!』と反論したので返しの右フックを叩き込む。
『冬はの~市営馬車に変わるんず、車通れねェもの』。
『えっ?・・・』友人の目が丸くなった。
そろそろフィニッシュブローを・・・。
『オメ、学校から帰る時吹雪いでだらどやして皆帰るか知ってらんず?(君吹雪いてたら皆どうやって帰るか知ってるの?)』。
『いやっ・・・知らん』。
『手繋いで帰るかロープにみんなで掴まって帰るんで~』。
『はいっ?』。
ここで止めだ。
『地吹雪舐めればまいね(駄目だ)ぞ、何年前だかここらで一人しみで死んだよな(凍死したよな)』(ここで青森県勢神妙な顔で一同うなずく)。
『ほェ~!』。
『家まであと何百メートルかっつ~畑の中で死んでらった、つ~じゃ(死んでいたらしい)』(青森県勢一同ここで腕組みをしてうなずく)。
『何てこった・・・』。
その後こいつは親に『大至急カネ送れ』という電報のような電話を掛けたらしい。
こいつ後で立派なストーブを買ったのはいいがビビッて灯油をドラム缶で買ってたのを見た時は笑った。
こいつのアパートではよく泊まりがけで酒を呑んだが、冬のある夜に寒かったので外に出て気温を計ったらマイナス14℃だったこともあったから脅かしておいて正解だったと思う。
家も店も1回雪で埋まったので掘り返したんだが、昨日再び埋まった・・・。
昼間も家の中は真っ暗だ。
自宅二階のベランダに庭から歩いて上がれる・・・。
昨日店の前を綺麗に雪かきしたんだが、今日来たら店の前に除雪車が1メートルの高さに積み上げていきやがった・・・。
もう・・・冬眠したい・・・。
【世紀の不良品・プラスチック製ピンポン球】
ピンポン球は長らくセルロイドで作られていたが引火し易くて危険だとの理由でプラスチックに変えるとされた。
各メーカーの新球も出そろい市場にも供給されたのだが・・・1球辺り約350円くらいと高い!。
打球感もセルロイドと若干異なり、特性も異なると言うので試打してみたら・・・。
これがあっけなく簡単に割れること割れること・・・。
ある実業団チームでは1日の練習で2ダースも割れたとか。
こんなんじゃとてもじゃないが金がいくらあっても足りない!。
返品よ!返品だわ!金返せ!ウェ~ン!。
セルロイドは危険だから廃棄するようにとのお触れも出されてたから既に在庫を廃棄処分した学校他があろう。
更に問題なのが全日本選手権での使用球が既にこのプラスチック球に決定されてることだ。
卓球競技ではラリーの最中に球が割れた場合がレット(ノーカウント)になる。
全日本に出ている選手というのは人生を賭けて臨んでいるし、その1球がその試合の全てだった・・・ということが往々にしてあるというのにこれでいいのか?。
ろくに耐久性を確かめなかったメーカーも導入を決めた協会にも責任は有ると思う。
まともな物が作れるまではセルロイドに戻してもいいのでは?。
ピンポン球が原因の火事が今まで何件あった?。
燃えやすくて危険というなら家庭に紙も灯油も置けないんじゃないの?。
だが、一番情けなかったのは作っているメーカーの殆どが中国生産品なんであるそうだが、唯一の国内生産してるメーカーのも似たようなものだったという事実。
日本の加工技術が低下したのかな?・・・。
【PETの醍醐味】
30を過ぎた一人暮らしの女が犬や猫を飼い始めたらその女は結婚出来ないという説がある・・・。
50を過ぎた一人暮らしのオラん所にも毛むくじゃらの獣が1匹居るが、ん?。
PETを飼うにはその生き物が好きで、尚且つ次のような醍醐味を味わいたくて一緒に暮らすんだろうが・・・。
①名前を呼べば来る、帰宅すると玄関まで迎えに来たりする。
(オラんとこのは名前を呼べば逃げる・・・常に逃走を図る)。
②芸をする。
(鼻先に棒の先を近づけると二本足で立ち上がるんだが、これを芸と呼ぶには悲しいものがある・・・)。
③一緒の布団で寝る。
(寝ると近寄ってきてオラの髪を食べるのでハゲにされちまう)。
④リードを付けて大自然の中を一緒に散歩する。
(肩の関節が異様に柔らかくてリードを装着できないって言うか・・・捕まえようとすると噛みついてくるから毛布でグルグル巻きにすることしかできない)。
⑤一緒に風呂に入る。
(幼い頃は無理矢理バケツ風呂に入れてゴシゴシ洗って楽しんでいたが、今や脅かすとそこら中に糞尿をまき散らすので不可、又は壁に激突死するかも?)。
⑥抱っこして撫で回す。
(基本餌を食べている際に顎周辺しか触らせてくれないので抱っこするのは年に3回爪を切る時に毛布でグルグル巻きにして思う存分体中をプニまくる)。
⑦ブラシをかける。
(物を持つと襲われると勘違いするバカなので無理)。
➇部屋の中で放し飼い。
(何でもかんでも囓るから火事の元だし、柱の角が全て丸くなるであろう)。
こう書いてるといいこと無しに思えるだろうが・・・こんなんでも一つ屋根の下で一緒に暮らしているというだけで癒やしてくれる・・・。
そうだ、癒やし・・・これだけで充分なんだ。
今年の6月でコイツも5歳・・・寿命は約8年というから一昨年までは青年だったのにもうオラと年代的には同じに近い訳だ。
長生きしてくれよ・・・。
今夜もタイマンボクシングで遊ぼうな(こいつのは両手パンチ)。
【リケジョの星が★に・・・】
一連の事件が新たに二つの捏造を認定してついに終結をみた。
このままでは彼女はこの世界で二度と復帰できないのでは?。
事の発端から今に至るまでどうもすっきりしない気がする。
トカゲの尻尾切りの匂いがするんだが・・・さて?。
彼女は研究者として稚拙な部分も多々あったのだろうがあのポストを任せられていたくらいだから、やはり優秀な人物であったはず。
その才を惜しむ・・・。
耐え難きを耐え、忍び難きを忍び、何時の日か現場に復帰してもらいたいものだ。
この屈辱を晴らすには研究の成果を以て晴らすしか無いのだから・・・。
その記念すべき日には是非今度はピンクの割烹着で登場したれ!。
それくらいの根性というか厚かましさがないと駄目だろう。
その点、ミキティーの鉄面皮ぶりはある意味凄い!。
世界中の人を敵に回しても平気な気がする(周りのスタッフは大変だったろうが・・・)。
ミキティーは動かざる事山の如しで我が道を行くと言う点においては田嶋陽子と同じ匂いがする・・・。
【12月の豪雪】
12月の降雪量が観測史上ん番目となっている青森市。
そこにあって更に我が家は山手に立地しているので平野部よりど~んと積もるのでありまして、更に更に我が家を取り囲む家々の屋根が高いのでオラの家に雪が溜まる構造になっておる・・・。
1階の窓を守る雪囲いは既に突破されたので3回ほど掘り起こした。
間もなく2階のベランダに庭から脚立無しで上がれることだろう・・・。
朝に自宅前の雪かきをして店に行き、そこでもまた雪かきして帰宅してまた自宅の雪かきをし、その後一日の疲れを大量のアルコールで癒やす毎日。
店の前がまた大変。
交通量は少ないのにいらんことにバス路線になってるからちょっと降っただけで除雪車が出動してきて前日きれいに片付けたところに堅い雪をてんこ盛りにしていく・・・。
除雪の上手な土建屋の重機オペレーターは既に市の除排雪から手を引いてるので今除排雪をしてるのは造園屋とかの業者さん達だ。
この人達は穴を掘らせたら一級品なんだろうけど除排雪は上手くない。
この下手くそめ!と思うこともあるが、今や青森市の除排雪を担うのはこれらの方々しかおらんのであまり文句も言えない・・・。
オラの家の筋向かいの老夫婦宅自慢の花壇のブロックを破壊したのは自動車修理工場のオペレーターだ、技術の向上を願う・・・。
因みに、昔の重機オペレーターは秋にカマキリの卵が産み付けられている高さでその年の降雪量を予測し、出稼ぎに行くか地元に留まって除排雪で稼ぐか占ったそうだ。
この点についてあらゆる虫について造詣の深い八戸のY君に虫仲間の忘年会で質問してみた。
すると、Y君曰く全く関係性がないとのことだった。
カマキリは主にイネ科の植物に卵塊を産み付けるのですが雪が降ればそれらはすぐに倒れて雪の下ですから高さなんて関係ないんですよアハアハアハ・・・だそうだ。
しかし、この後も雪が順調に降るとしたらうんざりだでや。
次の迷信?を信ずるしかない。
12月に雪が多い年は1~2月は降らない!である。
ところで1月1日の本日・・・雪は順調に降っておる・・・。
【JKのブーツ】
タイトルを見てエシェシェ笑いをした方は退場下さい(笑)。
十数年ほど前から女子高生達は異常?なほど匂いに敏感になったような気がするのである。
運動部の指導をしているので食事にはうるさいしケガをした時の為に鞄の中には応急処置の医薬品等一式を詰め込んでいるんだが、見慣れない食事を出されると彼女らはまず必ず匂いを嗅ぐのである(犬かお前らは?)。
大会前に筋肉が炎症を起こしたというのでこれで湿布しろと栃水を入れたペットボトルを渡したら栓を開けて匂いを嗅ぎ、臭くて無理ですとかほざくからド頭に来る!。
負けりゃエ~ンと泣くくせにちょっとの匂いも我慢できないらしい。
先日もふくらはぎが痛いと手で揉んでた子がいたので消炎スプレーを渡したら、コレ大丈夫っスか?臭くないッスか?と言ったのでオラ切れた!。
な~の冬のブーツの中の方がよっぽど臭ェんだね!黙って塗らねが!このバカタレめが!(お前の冬のブーツの中の方がよほど臭いよ、黙って塗れよこのバカタレめが!の意)と言ってやった。
ことほど左様に女子高生ならずともブーツの中は臭いらしい(オラは嗅いだことねェど)。
このブーツがまた流行の物一色で、猫も杓子も全~員同じものを履いてるときたもんだ。
お前ら個性っつ~もんは無ェのか?。
そう言えばブーツより酷かったのが一昔前に流行ったルーズソックスなる代物。
ありゃ惨かったでや。
なんぼ流行ってるからってただでさえ大根足なのに更に太く見せる必要があるのか?と問いたくなる。
他人に自分がどう見えているか?よりも流行っている同一の物を身に付けることの方が優先事項であるらしい。
マンウオッチングを趣味としたオラがかつて発見した事実をこれらの女子高生に捧げたい。
1.中央で流行りだした物をいち早く察して県内で一番早く取り込むのは八戸市の女の子達だが、それは流行ったままそのものを導入するスタイルである。
2.次に早いのが弘前市の女の子達だが、流行った物に自分独自の工夫を加えることが多く流行そのものに流されず我が道を行く子も多い(城下町が影響?)。
3.青森市その他に入り込むのはその後で工夫はあまりなくそのままで取り入れる。
だから、オラが一番おしゃれだな・・・と感じるのは弘前の子である。
オラがおしゃれについて語るのはいかにも説得力に欠けるのは知ってるが・・・。
これらの匂いに敏感な少女達は例えば患者の汚物の処理などをせねばならぬ看護師等にはなれないか?というとさに非ず、人は慣れる動物だからね。
【悪魔の正体】
ネットの動画を流し見てたら苫米地英人氏が悪魔の正体について語ってた。
氏によるとその正体は遺伝子レベルでの人の恐怖心を操る術を習得した人間であるとのことだった。
これを見てナルホド!っと膝を打ったものであるが、ということは同氏は所謂悪魔の存在は否定してるし、不確実性の定理によって神も存在しないことが証明された・・・という側の人間だから神は居ないと示している。
にも関わらず、無人島に本を1冊だけ持って行けるとしたら何の本を持って行くか?の質問に自分の書いた本又は口語訳だか文語訳だったかの旧約聖書を持って行く、しかも岩波書店だかのやつが最高!と言っていた。
これは同席していた宮崎哲弥氏も宮台真司氏も同意見だったが、故開高健氏も同様の質問に昔全く同じ返事をしていた。
さすが古今東西を通しての世紀のベストセラー旧約聖書・・・恐るべし!。
苫米地英人氏は天才と言われながらも何やら怪しい部分もある人だが、ブッディストでもあり仏教の論理観が好きと公言してその解説本も出してるほどだが、読み物としては旧約聖書が一押しなんですね。
確か開高健は西洋文脈と東洋文脈との完璧な融合・・・とか書いてたような気がするが・・・。
話しを元に戻して遺伝子レベルの恐怖心とは何かというと、猿が蛇を怖がるのは太古の昔に哺乳類の全てがネズミ程度の小動物であった際に徹底的に蛇に捕食された恐怖心が未だにDNAに刻まれているので蛇=怖い!(喰われる!)と本能で感じることなどを指す。
ところで、人間も山の人にも関わらず蛇を嫌う人と里の人間でも蛇を苦手としない人が居ますな。
H師匠は山も海も極めたような方であり、霊やオバケは怖くないと公言しておられるが山猫が嫌いで、蛇は本当に苦手としている。
その出汁(だし:弟子の地位まで行き着いてないのでこう呼ばれる)であるオラは山猫も蛇も平気であるし、特に蛇は見つけたら尻尾を捕まえて振り回さないと気が納まらないという妙な性癖の持ち主だ。
では蛇を恐れないオラは進化した動物でありH師匠は旧人類タイプなのか?と考えてもみたが、どうも違う気がする・・・。
人もまだ哺乳類であるならDNAにちゃんと蛇怖いと刻まれてて然るべきだし、それを感じないのは単に鈍感だからじゃないか?と。
日本の山に体長20メートルのアナコンダが棲息してたらH師匠はよほどのことがない限り山には近づかないだろうし、その際には装備をするであろうが、オラなら気軽に山に分け入り簡単に捕食されてしまうかも知れないからである。
【銀杏並木に群がる人々】
オラが棲んでる戸山地区の街路樹は殆どが銀杏の木だ。
秋も深まる10月中旬過ぎになるとこの街路樹の下に人が群がるようになる。
お目当ては何かというと推察通り銀杏拾いだ。
7~8年くらい前から木が成長して実を付けるようになったのだが、実はその最初の頃にこれをせっせと拾っていたのがオラである。
池波正太郎の剣客商売を読み直していて無性に喰いたくなったところ(この人の小説を読むと何気ないものがやたら美味しそうに思えてくる)に目の前に落ちてたもんだから堪らなくなったのだ。
カリカリに煎ったものを殻を剥いて塩を付けて酒のツマミにするのはなかなか乙なものである。
だがふと我に返って自分の姿を見つめ直したらなんか・・・ホイド臭ェ~!(乞食みたい)と気が付いて止めたんでアル。
それが今や実が落ちる頃になると一家総出で収集しておられる姿も・・・。
ふらふらとご近所では見掛けたことのないおばちゃんがビニール袋片手にうろついていたらこれも銀杏拾いだ。
慣れた人はゴム手をはめて拾っているが、参入間もないと思われる方は素手で喜々として拾ってるところを見掛けるが・・・かぶれるど~。
どう見てもこれはベテランだろうと言ういでたちの方が素手で拾うのを見掛けることもあるがこういう方々は恐らく手の皮も顔の皮も鉄でできているに違いない。
果肉にかぶれを引き起こす成分があるほかこれがなかなか・・・臭っせェど~!。
そこで、採ってきたら土に埋めるか水に漬けて果肉を除去してから食す訳だ。
茶碗蒸しに入れるも良いが、塩つけて食べるのが一番風流だし風味を味わえると思うのだがどうだろう。
話は変わるが、園芸師に言わせると今時街路樹に銀杏を植えるのは時代遅れでナンセンスだという。
確かに紅葉時には綺麗で季節を感じさせてくれ、銀杏拾いの楽しみも与えてくれるかもしれないが剪定と落ち葉の処理に手間暇と経費が掛かり過ぎるという欠点があるそうな。
確かに、街路樹を植えてる路面に家を建ててる方の苦労は並々ならぬらしい。
掃いても掃いても玄関先や庭を落ち葉や銀杏で埋め尽くされるので内心では切ってやりたい!と思ってると聞いた。
うまくいかんもんだね。
【大人の泥んこ遊び・自然薯掘り】
やって来ました自然薯掘り。
県南の人はこれを目当てに山の中をうろついてる人も多いのだが、津軽方面は皆無に近い。
よって見つければ独占状態なのであるが何しろ掘るのが大変なのだ。
今では蔓を見ただけで大物かどうか分かるようになり、いずれはギャートルズのゴンが持ってる棍棒のような大物を採ってやると燃えるものの、そんなのに限って巨大な石の下に潜り込んだり木の根が邪魔したりして指を咥えることになる。
以前は1本掘り上げるのに40分~1時間も掛かったが、H師匠とタッグを組むようになってから分業制になりそのスピードは毎年格段に早くなっている。
今では3本掘り上げるのに1時間も掛からないくらいだ。
オラが自然薯を見つけて土中にあるあわっ首と言われるヒゲ根の下20センチまで掘り下げたら師匠と交代し又新しい獲物を探すという役割分担になる。
良品になると腰から先の上半身1メートルほどを穴の中に突っ込んで掘り進むので人なのかモグラなのか分からない。
この時最後の詰めを誤ると先を折ってしまうので短気なオラは詰めに不的確ということで今の役割分担に落ち着いている。
先っちょの手前が一番太く美味しいところなので完品で掘り出すのは我慢に我慢だ。
うまいこと完品で掘り上げて穴から引っ張り出す際に鼻の頭に泥が付いてても思わず顔がほころびエシェシェ笑いすることになる。
寒風の中で玉のような汗を掻きながら大の大人が泥んこ遊びをする訳はこれが大変旨いからに他ならない。
栽培物の自然薯もあり見た目はこちらの方がいいのだが、天然物は虐められて育つせいかやはり風味と旨みが違うのだ。
舞茸の天然物と栽培物の違いと同じで山の精が凝縮されてる感じ。
いつもはこれを大好きなトロロ汁にして食べるのだが、今回は一番贅沢な食べ方もしてやろうと思ってる。
それは目の細かいおろし金で丹念に擦って、その上にうずらの卵を乗せて頂こうというもの。
まずは自然薯だけに醤油をバッタのしょんべん程の危うさで加減して垂らし、純粋にその風味を味わい、後に卵の甘みを加えて食そうと考えてる。
そして、綺麗な話ではないが不思議と自然薯を食べた後はこんなに食べた覚えはないぞ!というくらい大きなウンチが出るんでアル。
体が軽くなるような気もしてくるんだが、多分胃腸の中が掃除されるんだろう。
得がたい食べ物の一つ、それが自然薯だ。
【オオクワ採集・タイムトラベルの夢】
ヤホーの記事で昆虫の起源が従来の説を覆し約4億8千年前と推定され、更に筑波大学の研究により昆虫が飛翔性を得たのが約4億年前で、それはカゲロウ目であったと見た。
オラが血道を上げているオオクワガタは一体いつ頃大陸から渡ってきて現在の種に固定されたのはいつ頃だったんだろう。
縄文時代以前には既に居たんだろうが日本人の祖先が大陸の北と南から氷河期を利用したり地続きに近い距離を渡って移動してきたその前からいたんだろうか?。
虫仲間と以前雑談していつの時代が一番日本のクワガタが繁栄してたのか?というお題目で盛り上がり、その時代に現在のライトトラップを持ち込んで炊いたらどうなったと思う?とクワ馬鹿談義をした。
・縄文時代なら多分青森県のほぼ全域にオオクワは居たであろう。
・であるなら三内丸山遺跡はかつて浜から幅15メートルもある道が集落まで続いていたそうだからそのどこか、或いは例の栗の木で建てられた展望台の上(5階建てビルに相当)から爆弾(ライトトラップ)ぶちかましたらどんな恐ろしいことが起きるか?などと話した。
この時代にライトトラップなぞ持ち込んだらオラは神と崇められるか悪魔が来たと殺されるかのどちらかだろうが神だとされてもその神がクワガタ握りしめてエシェシェシェ笑いしてるのを見て縄文の人はどう思うのであろうか・・・。
だが待て、クワガタは沢筋、道、平野部との境界など森の縁に居るもの・・・その習性には古来変わりないとしたら、森を人の手で管理し、林道などを築いた江戸時代~昭和初期も怪しい。
棲息総数では古代の方が多いかも知れないが採りやすいとなればやはり後期か?。
昔と今とWDの大きさの平均はどちらが大きい?。
マニアの集いだから話し出したら止まらなかった。
昨夜その時の会話を思い出しながらアルコールの儀式に挑んだら妄想がまた膨らんだ。
十和田湖周辺にはいつから人が住み始めたのか(旧笠石家の邸宅が建設されたのが1700年代後半の江戸時代後期らしいからそれ以前)。
その時に爆弾を庭先でぶっぱなしてたら?。
湖に船を浮かべてその上でぶっぱなしてたらどうなる?(着地用スペースに筵を並べて・・・)。
しかし、タイムトラベルは現実的じゃないからもっと早い段階でライトトラップに気が付いて実行できたとしたらいつ頃だ?(水銀灯の原型の発明が1890年、蛍光灯1934年、アーク灯1962年、メタルハライド何と1964年)。
ライトトラップによる昆虫採集が一般的になったのが1980年以降だろうから先駆けてたら1970年代には出来たかも知れないんだよな・・・(金は掛かっだろうが)。
青森県のクワガタのライトトラップを始めた最初の人が我らがH師匠のはずで、それは1990年代に工事用のライト持ち込んで始めたはず。
その後メタハラの400ワットで一晩にミヤマだけで多い時は300~500飛来したと言うのだからひれ伏すしかない。
子ノ口の橋の水銀灯の街灯廻りでは羽虫の数が尋常ではなく、傘を差さないと採集どころじゃなかったらしいし、その歩道と車道の段差がアカアシで埋まっており、その中からオオクワ見つけるのが大変だったとのこと・・・。
もしも、1970年代に今の道具持ち込んだらどうなってたか?。
多分だが・・・スズメバチ駆除の防護服着なけりゃならなかったろうな・・・。
オオクワもひょっとしたら良い日には一人で一晩で50頭!とかあったかも?。
大漁!だが・・・ロマンが無ェ!岸壁のイワシサビキ釣りと同じじゃん!。
いつ来るか分からない鯛や平目釣りを好んだオラとしては今の方が合ってるのかもしらん。
・・・とここまで考えてたら呑みすぎて這って寝床に向かった・・・。
【もぎ取ったり!東北選抜代表権!】
三日間の激闘が終わった・・・。
もう何年も遠ざかっていた団体での東北選抜代表権をついに奪還した。
扉はついに開かれたが、予想通りの激戦だった。
まず今回の最低目標だったベスト4入りを賭けた準々決勝は当校OBが率いる強豪校・・・負けられない!。
我々の方が技術的には優っていると思うが相手にはコレという型があり侮れない。
更にはこの夏の交流戦で主力が敗れているので選手が気後れしてないかが不安なところ。
蓋を開けたらスタートが悪い!相手は直近で勝ってたのでのびのびと試合に臨んできたがこちらは明らかに緊張していた。
何を臆してる?あれだけ練習をやったじゃないか!自信を持ってやれ!ギャラリーから檄を飛ばす。
どの試合も大量リードを許してから追いかける苦しい展開。
僅差でトップがギリギリで躱して勝利!2番で図太さと安定感を買われて抜擢された1年生が相手のエースに食い下がる堂々の試合振り。
経験差で振り切られたがフルセット、ジュースまで追い詰めて盛り上げた。
続くダブルスが勝利の鍵!これを落とすと流れが一気に向こうに傾く・・・。
ところが、スタートからやはり悪くて追いかける展開。
取って取られてのめまぐるしい展開の中、セット間に調子の良さを買われて急遽ダブルスに抜擢したS子ちゃんが緊張のあまりに泣き出した!。
あかん!泣いたらあかん!泣くということは感情のコントロールができなくなるということであり、泣く=敗北の黒い豚が見えてくるということだ。
終わったか?しかし、ギャラリーから必至の応援で励ます。
だがこのS子ちゃんは滅多にいない泣くと吹っ切れる珍しいおバカちゃんタイプだったみたいで、ここからいきなり豪腕が唸りだした!。
痛めてた腕を必至に振り、勝利をもぎ取る、これでリーチだ!。
4番にまたS子ちゃん、5番にキャプテンで2台同時進行で終盤戦スタート。
だが、5番が何かを掴みかけていながら2セットを惜しくも先行される嫌な展開の中、吹っ切れたS子ちゃんが豪腕ボールで相手をねじ伏せて激闘に終止符を打ってくれた・・・ふひょ~。
準決勝は優勝候補であるHJ高校。
県上位選手を揃えたここにはまだ少しの差があり完敗した。
問題は次だ、東北選抜の代表の切符は3枚。
残りの1枚を賭けてHC高校との代表決定戦の争い。
相手は高校での練習量では上位4校中では少ないが中学で活躍してた子が集まる進学校で過去何度か苦杯をなめされられてる要注意校だ。
実際今回も主力メンバーが個人戦で負けておりどちらが勝つかは分からない状態。
ここも技術的にはこちらが上だが、型がある相手の述中にうまく嵌められたように一進一退の攻防が続く・・・。
勉強ではここには敵わないが卓球で負けてたまるか!。
流した汗と涙の量が違うんじゃ!絶対切符を渡さん!。
1番のトップが敗れるが2番の1年生が図太さを武器に起死回生の勝利をもぎ取り勝負のダブルスへと繋いでくれ、苦しみながらも何とか勝利する。
終盤はまたもS子ちゃんとキャプテンで手こずりながらも再びS子ちゃんの豪腕が唸り、激闘に終止符を打った・・・(再び)ふひょ~!。
引き上げながら同僚のKコーチが胃が、胃が痛ェ~と呟く・・・。
思えばオラや当時のスタッフが去った後低迷が続いていた我がチームがやっと定位置まで戻って来た・・・安堵から髪に手をやったらごっそりと髪が抜けてきた。
これは・・・2~3年でハゲるな・・・。
指定席に戻って来た選手達はニコニコしてたが、俺らがハゲたらお前達のせいだからそうなったらお前らから各自百本髪の毛抜いてカツラ作らせて貰うからな!っと言ったら、K子が私元々髪が薄いから私だけは勘弁して下さいと言った。
すかさず、オラはいやっお前は頭頂部から集中的に抜いて河童にしてやる!と言ったらギャ~と騒いだが皆笑顔だった。
この安堵感と達成感が堪らない・・・髪が無くなってもいいや・・・。
勝負の世界に戻ってきたことを今しみじみと実感した。
【いざ、勝負!新人戦!】
幾日の時を超え、ついに来た来たやっと来た!。
流した汗と涙の結果を問われる三日間の闘いが今始まる。
充分ではないができる準備は全てした。
3年生が抜けて新チームの新しい物語の初めになる新人戦。
各チームの戦力がガラリと変わりどんでん返しの波乱が起きやすい新人戦。
勝負師の血がたぎる・・・。
愛と感動のアルコールの儀式を迎えさせてくれるのかアッチョンブリケでやけ酒を呑ませてくれるのか答えは間もなく・・・。
ってな訳で11月3日(月)~5日(水)は店は休ませて下さい。
八戸市東体育館で口から火を吹いてます。
気分はもうねェ、近鉄『いてまえ打線!』ですわ。
青森◯◯高校いざ、出陣!。
行ってきま~す!。
【AV男優】
ヤホーの記事にAV男優が不足していると書いてあり、すかさずオラはある店の客の顔が頭に浮かんだ。
何しろ一晩に頑張れば15~16回可能だというから驚きを超えて呆れる。
って言うかそのような銘刀を納めるにふさわしい鞘を捜すのが大変だろう。
その記事によればAV女優は一万人を超えるのに男優は70人前後なんだというじゃないか、あらら狭い世界だったのね・・・。
彼の再就職先は決まったな・・・とか考えながら先を読んだら、ただいたすだけがAV男優なのではなくカメラの技術も必要で、その上で安い経費で良い作品を作る能力も必要なんだとか(AVの良い作品の定義って何~に?ボク分かんない)。
う~ん彼には無理かも?。
そう言えば以前の男子の教え子にカイという名前の子がいたが、これが竿師だったもんで先輩からチョコボール・ム・カイ(チョコボール向井という男優がいた)と呼ばれてからかわれていたけどアレにも無理だろな。
何の仕事も大変なのね~。
以前のリーマン時代取引先の奥さんがウチの娘は女優なの!と自慢してたら女優は女優でもAVだったということで大笑いしたことを思い出した。
【ビークワ53号にて】
今回のビークワ53号において初めて記事内にオラの店の店名が載った!・・・と思いきや何とパソコン屋になってたのには驚れェたダニ。
店がある浜館町内会において一二を争う程のパソコン音痴のオラにパソコンショップ経営できる訳ないっしょ!。
頼んますよ大師匠!それだけは勘弁して下さいな。
でも・・・笑った!このオラがパソコンショップだなんて・・・プッ!
【恐怖の熊祭り】
前回は猪肉を食したレポートをしたが、今度は熊である。
それも京都の月の輪熊だ。
届いた肉を見たら非常に脂肪が多い。
冬を控えた熊はこの脂肪が半端無く付いてる上に剛毛の毛皮を着ているから打撃には非常に強いらしい。
多分ボクシング世界チャンピオンである内山氏の悶絶ボディーブローを喰らっても今何かやった?という程度だろうて。
熊の肉はその脂肪に非常に強い獣臭があるように聞いていたが届いた肉をクンクンと犬のように嗅いでみたがさしたる匂いはなかった。
早速調理に取りかかるのだが、師の教えに従ってやってみた。
肉が薄くスライスされてたので叩いて柔らかくする必要はなさそうだ。
まず酒で煮るのだが水は一切入れない。
使う日本酒は師推薦の白鶴の丸で、これが辛口で一番合うと言われてたので使用した。
コトコトと時間を掛けて弱火で煮込み、まずアクを丁寧に取り除く。
この間に師お勧めの脂肪の刺身を一切れだけ醤油で頂いてみる(既に同時進行でアルコールの儀式は開演している)三口も食すと下痢をするそうなので一口だけだ。
脂肪の甘みの他に確かに獣臭を感じたが言うほど強烈ではなくなかなか良きものだった。
ここで鍋の中を覗いたら、脂肪が溶けて無くなっており肉は何処へ行った?とい感じになってた。
熊鍋を作ってるつもりであったが熊汁に変身したようだ。
一緒に煮込む具材は熊の風味をふんだんに感じたかったので師の指導に従い邪魔な味を排除ということで、長ネギの青い部分、エノキタケ、ゴボウ、白菜、ニンジン、シラタキのみとし赤味噌を加えて味を調えた。
出汁はとらずあくまでも熊からでるダシのみで勝負だ。
出来上がった熊汁を頂く・・・・旨し!。
熊肉は臭い!とか言ったのは誰だ?処理が悪かったか調理が合ってないだけでねェの?。
料理に使った残りの白鶴なんぼでも呑める!。
し・あ・わ・せ・・・爆弾魔は今宵もとろけた。
熊汁を食してたら高校時代を思い出した。
オラの出身高校は柔道の強豪校で下宿先にも東北に敵無し、鬼の田島という柔道部の先輩とその同期で人間サイボーグと言われた青山という先輩も居た(この人は両膝等の関節を自由自在に外したり入れたりできるのでこう言われてた)。
この田島が遠征先の北海道で登別の熊牧場からヒントを得て考案した後輩いじめの宴会ゲームに恐怖の熊祭りというのがあった。
これは柔道の帯を何本か繋いでその両端に輪っかをつくり、その輪の中に首を入れされられた後輩が四つん這いになって綱引きをするというものだが下手をするとどちらかが落ちる・・・という激しいものだったと聞く。
これでトーナメントさせられるから堪ったもんじゃないんだが、その第一回恐怖の熊祭りにて栄えある優勝に輝いたのがオラの同期ストッパー千葉と言われた重量級選手だ(彼は団体戦において相手のポイントゲッターを必ず引き分けに持ち込むことを最大の任務とされた引き分けのスペシャリストである)。
下宿が同じだったから先輩達が帰って来るとよく寝技の練習相手をさせられ毎夜のように120㎏デブがのしかかってきて締め落とされたり関節技をかけられたりして、逃げてみろ~とか言われてた(逃げられる訳ねェだろこのデブめが!)。
でもそのおかげでケンカになった時絞め技や関節技が何度か決まったことがあり助かったこともある。
やばかったのは活(かつ)の入れ方をちゃんと教わってなかったのでなかなか入らず死んだ?ねェもしかして死んでる?と焦ったことだ。
この絞め技ちゅ~もんは上手い人に落とされると覚めるときふわ~っとしてなかなか気持ちいいものなんだが下手な奴にやられると地獄の苦しみらしくオラが落とした皆さんは全員苦しんでましたな・・・。
同期の柔道部員が結婚した際に新郎側の親戚を除けば出席者はオラ以外は全員柔道部員という異様な結婚式の2次会で柔道部OBで当時のコーチだったO氏という方がオラの前に歩み出て、済まん!他は全員分かるんだがお前だけは思い出せない!お前誰だっけ?と言われるくらいオラは柔道部に溶け込んでいた。
同級生が即座に押忍!こいつは柔道部員よりも柔道部の内部事情に詳しいと言われた卓球部員の鈴木です!と答えたもんだ(アハハ)。
熊汁を食べながら呑んでたらその当時の思い出が次から次へと思い出されて止まらなくなった・・・。
【新人戦が近くなってきた】
某高校の女子卓球部に練習を付けに行っている。
新人戦が近くなってきたので監督も選手も必死だ。
毎日毎日怒られ、泣きながらも球に食らいついていく姿が美しい。
オラも見ていて勝負師の血が騒いでくる。
勝ちを得るべく技術や戦術を教え込む。
・・・とここで監督から『鈴木さん、ゲーム練習の相手お願いします!』の一言が・・・。
ゲっ!両膝の靱帯が伸びきったゴムみたいになってる50歳過ぎのオラにやれってか?もう何年もゲーム練習なんてしたことねェど!。
膝は保ってくれるんかいな?・・・だが、勝たせたい!一丁やってみるか!。
恐らく球が飛んできたら1~2歩しか動けない・・・てか3~4歩動いたら1セットで終了になるか翌日から松葉杖に違いない・・・。
1~2歩で勝つ為にはどうするか?ナイスボールは追わないようにしようと決め臨んだ。
だが、やってみたら相手の考えてることが全部分かる。
次はこっちにボール送りなさいね、と送球して次に1歩移動して待っているとちゃんとそこにボールが来る・・・。
結局2名と5セットずつゲームをして全勝しちまった。
若いのう・・・。
ゲームを終えて二つの大きな問題点を見つけた。
一つ目はサーブレシーブを含めた台上技術がまだ未熟なこと、二つ目はやはりオラにはゲーム練習の相手は無理だということだ(左の膝がしきりにもう止めて!と訴えていた)。
ベンチに戻り、監督に厳かに進言する。
今度からゲーム練習の相手はオラより若いKコーチにお願いしてね!オラはサーブレシーブを教えるからね(先手必勝!キレとコクの頭だぜ)。
翌日、やはり左膝が腫れた・・・。
毎日のハードな練習で疲労が溜まっておるだろうから選手にはFH特製、母の味ならぬオッサンの味山葡萄のジュースとジャムを差し入れした。
総体で負けた借りを新メンバーで是非晴らしていただきたい。
【秋の収穫】
日々山肌が赤く色づいていく。
猿もリスも熊もオラも来る冬に備えて食料確保に勤しむ今日この頃・・・。
山葡萄のジュースは4リットルビンに3本仕込んだ。
山葡萄のリカーは2樽仕込み、栃水を造る栃の実は現在乾燥中、一緒に入れるほうずきの実は隣のババから栃の実と交換で大量に手に入れた。
昨日同級生から持山でサモダシ(ナラタケ)が出てきたと情報が入ったので一雨降ったら出撃だな。
オラとしてはムキタケも今年は是非採りたい。
アレ、肉料理に合うんだよね~。
泥んこ遊び(自然薯堀り)の準備もしなくちゃ。
キノコのくるみ和えに使う鬼胡桃も採ってきた。
間もなく栗拾いも始まる・・・忙しいったら・・・。
そんな忙しい秋の準備に追われる中、鉄砲撃ちK氏から嬉しいお土産が・・・。
ジャジャジャジャ~ン!鹿とイノシシの肉と男山特別醸造酒の詰め合わせだ!一同頭が高い!ハハ~と伏して頂戴いたしまする。
翌日、8~9月草むしりをサボッただけで庭に繁茂した雑草を汗を掻きながら抜いた夜に待ってました!とばかりに頂く。
まずは鹿からいただこうか・・・焼き肉だ!。
こんがり焼いたところに瀬戸の天然塩をサッとまぶしてあぐっと噛む。
そこですかさず辛口の男山を流し込む・・・旨し!。
鹿肉はクセが無い、なんぼでもいけるがちょいといたずらしてワサビを肉で包んで醤油をちょっと付けて食す。
刺激を求めてワサビの量を増やす・・・口から火を吹くか?という絶妙のタイミングでまた男山を流し込む・・・ぼっふぉ~ん!(大爆発!)。
ガス台の上の土鍋がやがて賑やかになる。
土鍋の中は味噌味のちゃんこ仕立てイノシシ鍋だ。
ここでN先生から貰って大切にとっておいた純米酒豊盃に酒を代える。
あんぐりと一箸目・・・すかさず豊杯!ん、ん、ん・・・旨し!。
これだ!この味だ!イノブタなんか目じゃねェ山の肉の味がここにある。
し・あ・わ・せ・・・。
貰った男山7合ビンはこの夜で空に、豊盃も一升瓶の半分を飲み干した。
この夜、爆弾魔は・・・とろけた~(下条アトム風にお読み下さい)。
【練習漬け】
某高校女子卓球部の練習に4日間連続で通った。
クソ熱い練習場で汗かいたら4日で3キロ痩せた。
選手は徹底的にしごかれてたがそれでも適宜休憩は取っているけど何故か50歳過ぎのこのおっさんには休憩時間が無い!。
次から次へと選手が『お願いしま~す!♪』と襲いかかってくる。
15日はこれが朝9時から午後4時までだったからさすがにヘロヘロになった。
1日でスポーツドリンク4本飲んだが小便はこの間一滴もしてない。
全部汗で外に出ちゃったんだね。
選手をしごきぬくつもりがいつの間にかオラが一番練習させられてる・・・オラが強くなってどうすんの?。
フラフラになって自宅にたどり着く・・・。
い、命の水を(アルコール)・・・。
さすがにいつも通り呑めない・・・。
すぐに疲労からアルコールが回ってきた。
寝てしまう前にとチュウ(オラのペット)に餌をあげに行き、少し遊んでいたら横になっている内に寝てしまった。
そんなオラに優しく寄り添うように・・・するわけなくチュウはオラの髪をまた食べていた!。
【アニキ生還す】
以前働いていた会社の先輩で仲の良いNアニキが病に冒され大手術することになっていた。
最近暗いニュースばかりで気を揉んでいたんだが手術は無事成功!。
オラには腹を割って話せる友人は少ないので頼む!まだアニキを連れて行かないでくれ!と念じてたんだがやっと安堵した。
元気になったらまた遊びに行こうぜ!。
男の真の宝物・・・それは友人かも知れないよね。
【天空へのツーリング】
お向かいのご主人が突然亡くなった・・・。
オラとさほど年も変わらないというのに・・・。
つい2週間くらい前に挨拶を交わしたはず、と思ってたら8月の月初に倒れ23日間病と闘いながらついに力尽きたのだという。
非常に多趣味な方だったようで、バイク・登山・フライフィッシング・カヌー・読書・ゴルフ・・・とりわけバイクは毎年春になると自宅ガレージの前で喜々として整備し、磨き上げていた。
病床に伏してから意識はあるものの会話ができず文字盤で意思疎通していたらしいのだが、娘さんがバイクは処分していいのか?と尋ねたら首を激しく横に振って駄目だ!と拒否したとのこと。
きっと・・・全快してまた颯爽と山野を愛車にまたがり疾走するんだ!と夢見ていたんだろう・・・その話しにオラは泣けた・・・。
今頃、その魂は天空を駆け巡っているのだろうか。
合掌・・・。
あの世があるのかどうか知らない。
だが、確実に言えるのはそれが在ったとして物も財産も持って行けないということだ。
今オラが血道を上げて集めているオオクワもやがて男の玉手箱である標本箱に納められるのだが、数年後に妻子を持たないオラは確実に天涯孤独の身になる。
オラが旅立つその前にその行き先を決めておかないと玉手箱は焼却炉行きになってしまう。
人によっては我と共に来たりて我と共に滅ぶべし・・・という方も居られようが、オラは自分が生きた証しとして残したい。
その際にオラは潔く進呈できるのだろうか?・・・。
あの世があったとしてそこに行くということは物欲を捨てること。
だからクワガタ採集は物集めではなく道であるべきだろう。
オラが集めたものは信頼できる後進に譲って静かに去っていきたい・・・。
【ハッカ油を使いなさい!】
居眠り運転の常習者である虫歯青年の自家用車は乗車年月がまださほど経ってないにも関わらず既に凸凹だ・・・。
先日見たらその凸凹に拍車が掛かっていた。
この手のドライバーは一様にぶつけた覚えは無い!と言い張るのが共通項なんだが・・・(ぶつけた時は寝てるんだから覚えてる訳がねェんだ)。
タイヤのホイールもいつの間にか変わっているような・・・。
(おしゃれなホイールに買い換えると言った趣味も金もこの男には無い!)
運動能力は人並み以上に優れているはずなんだが、その運転はまるで三歳児のこの男に運転免許センターは何故免許を交付した?走る凶器!自爆テロ!危ねェったらねえぞ!。
ただでさえ居眠り運転常習者であるにも関わらず合同採集前日に一睡もしないで参加する・・・神をも恐れぬこの所業・・・。
この男は今、日用品をきれいにするある業界で営業マンをしている。
ところで・・・オラの店の近所にその同業他社の店舗があるのだが、その駐車場に停めていた数台の営業車を見て息を呑んだ・・・。
全部凸凹だ・・・。
しかもだ、店頭に『運転手募集中!』と張り紙が・・・。
事故ったな!・・・。
虫歯青年は天職に就いたのかも知れない。
一言申し上げる。
全ての日用品をきれいにする業界の営業マンよ、ハッカ油を使いなさい!と。
【ハッカ油の別な使い方】
先日平川市在住のK川君が彼女同伴で来店した。
例のハッカ油に興味を示したので車から取りだして彼の目の下に塗ってあげた。
30秒後に尋ねる・・・ど~だ泣けるだろ?。
『あ”あ”っ!』
『お”わ~っ!』
『なっ泣けますゥ~』
(これは本来の使い方ではないが・・・)。
その後暫く雑談してて気が付いたんだが、この彼女・・・なかなかチャーミングで可愛いんだけど会話の途中で都度都度気絶してる・・・。
オラは思った。
虫歯青年運転の車の助手席にこの娘を乗せれば恐らく高い確率で二人とも激突死するか転落死すると・・・。
先日の合同採集でのこと、採集を終えて山を下りる段になったのでオラは虫歯青年に指示した『お前が先頭な!オカマ掘られたく(追突)ねェからよ』。
山は無事に降り、某所で休憩と反省会を開いてから流れ解散になったのだが
別れ際に虫歯青年の車に同乗していたN君に釘を刺しておいた。
コイツ浪岡辺りで必ず運転中に気絶するから死にたくなけりゃコレだぞ!頼むな!とハンドル操縦を助手席側から奪う仕草を見せたらN君が黙って深く頷いた。
実際その後その辺りで虫歯青年はやはり気絶し、N君が横から運転して帰ってきたらしい・・・。
オラは虫歯青年の助手席に乗るという愚かな行為はしないのだが、やむにやまれず乗らざるを得ない場合はオラのポケットにはいつの間にかハッカ油を忍ばせてあると思いたまえ。
彼の目が虚ろになった瞬間にこれでも喰らえっ!(起きろっ!)とハッカ油をたっぷり塗った指を奴の鼻の穴に突っ込んでやる!。
別な意味で危険行為か?。
虫歯に染みこませたらどうなる?。
その使用方法の想像は尽きない・・・。
【爆弾魔復活!】
栃水よ今夜もありがとう!ってな感じで昨夜は階段をスタスタ昇降できるまでに回復。
天気予報はこの夜行くのはおよしあそばせ・・・と告げていたが・・・・・・・・もう我慢できねェ~!。
爆弾魔復活!山に上がった。
八甲田の峰峰にヤマセの風が吹き下ろした真夏の寒い夜・・・オバケのようなミヤマが飛ぶという伝説がある。
それを捕まえに・・・行ったんじゃなくて単に我慢できなくなったんだ。
現場に着いたら濃いガスと冷たい風がもうお帰りあそばせ・・・と頬を優しく撫でてくれたが、いやん!帰りたくない~ん!。
爆弾魔はとにかく復活した。
【栃水Ⅲ】
一昨日は車に乗り降りするのも困難な状態だった・・・。
それが栃水で湿布して一晩寝ただけで翌朝足は引きずるが車に乗れる状態まで回復。
母を見舞いに来てくれた山形の親戚を午後に見送って4時頃になったらスタスタ歩けるようになったがまだ膝は曲がらない。
その晩も湿布して今日になったら膝が曲がり始めた・・・。
多分あと3~5日で殆ど影響がないくらいまで回復しそうだ。
全治1ヶ月コースがこれだぜ。
ここで一言いいたい!。
何故製薬会社はこれを研究・商品化しないのだ?。
大ヒット間違い無しだで?。
【持ってて良かった栃水Ⅱ】
31日~1日高校の運動部に指導に行き選手と激しい練習をしたら両足が吊った。
翌2日から足(膝)の状態が良くないな・・・とは思ってたが採れてる限り採集は止められないと頑張ってたら徐々に悪化。
市販の湿布をこれでもかというくらい貼ったが3日には採集が辛くなるくらいになった。
そして4日に店内でこけて痛めていた膝を捻ってしまい『きゃん!』と鳴いた。
痛みで夜もろくに寝られない状態に・・・。
7日には親戚が母の見舞いに来るし採集はどうなる?。
過去何度も同じ箇所を痛めた古傷・・・こうなったら全治1ヶ月コースと知っている。
既に車にさえ乗り降りできな状態では採集にも行けない。
9日辺りで前線に戻る何かいい手立てはないものか?と考えてたら栃水が有るでばな!(あるじゃないか)と思い出した。
早速タオルをガーゼ代わりにして栃水で湿布、氷嚢を当てて包帯でぐるぐる巻きにして寝たら一晩で歩けて車に乗り降りできるまでに回復した。
その威力たるやはんぱねェ!市販の湿布薬なんか目じゃねェて。
9日から復帰できそう。
栃水のつくりかた(鈴木家式)
➀乾燥させた栃の実の殻にトンカチ等でヒビを入れる。
②リカー用の焼酎35度に栃の実とほうずきの実とウマブドウの実を入れる。
③3ヶ月して茶色い色に変わったら出来上がり。
打ち身などの打撲傷、ねんざ、しもやけなどに原爆的に効く特効薬である。
オラの家ではほうずきの実とウマブドウの実を追加するが、漢方薬屋のオヤジに言わせると『何を入れようが決め手は栃の実よ!』だそうだ・・・。
【風邪青年の呪い】
風邪が悪化した青年をオラの車に拉致して散々採集に引きずり倒したのだが、昨日の朝やたら鼻水が出、今朝になったら喉が腫れてきた。
ヌヌヌ・・・このオラに憑依してくるとは・・・青年が長期に渡り丹精込めて体内培養してきた菌だけあるな・・・やるじゃねェか!。
が、ここから実力(何の?)の違いをみせてあげましょうて・・・。
まずはスクワット150回!。
次に急いで『産まれた時からどんぶりメシ!』半田屋にて檄辛味噌ラーメン大盛り1丁!(常連特権ネギ増量)。
続いて家に急行し、風呂を徐々に加熱して爺様好みの44℃にて体を茹で上げる・・・『死む~!』。
医者の風邪薬は要らない!貧乏人と自由業の肉体労働者は医者嫌い!。
男の風邪薬は『イソジンのみ!』これにて充分。
あとはルーティーンを崩さず夜は採集!。
これにて明日の朝何かありました?と回復してるか『あ~う~』と唸っているか・・・さあっどうだ!。
ベテランの味を見せたいものだ。
【南部弁の日】
ちょっと前の朝ドラで岩手は久慈の『じぇじぇじぇ』が流行ましたな。
アレっ?なんか似たような言葉聞いたことがあるな~と思ってたら十和田の南部弁に『サイ・サイ・サイ!』があったのを思い出した。
ありゃ!とかしまった!とかに使う言葉だったと理解してるが、短く一言で『サイッ!』と叫ぶのも拝聴したことがある。
津軽弁は他県の人が聞いたら怒っているように聞こえるらしいのだが、オラが学生時代に東京へ同郷の友人宅に遊びに行った時に電車の中でその友人と津軽弁で会話してたらコリアンに間違われましたな・・・。
可愛い女の子が訛って『~だんズ(~なのよ)』と言うのは愛しく抱きしめたくなる。
対して南部弁は語尾もイントネーションも柔らかくて、これまた好きだ。
方言は今急速に失われていってる・・・絶滅危惧種第二分類くらいかな?。
以前のトラップ時に若い子が配線を間違えてて『な、それアッペだんだね!(お前それ逆だよ!)』と言ったが通じなかった・・・。
オラは青森での生活が一番長いが生まれは山形の酒田市だ。
青森生まれの青森育ちが津軽弁を知らないのは情けないんでないかい。
だから、オラでも釣りで三厩辺りの60代以上の漁師は何を言ってるのか半分以上分からない。
以前に十和田の南部衆を連れて三厩に釣りに行ったらオヤジが冗談を言って一人でガハハハと笑ったら南部衆も全員笑い出したので、あの言葉分かるの?と聞いたら『さっぱり分かんないけど笑わなければならない場面と察して・・・』と言った。
因みに世代と老若男女問わず訛りが一番酷いのは間違い無く旧中里町と断言する。
ここの訛りはハンパねェ・・・。
津軽弁保護特区をつくるなら断然ここだ!。
因みにオラ外国語は全く話せないが、方言なら4カ国語話せるのが自慢のひとつである。
【見た目・・・何~だそうだったのか・・・】
前の記事に書いたが、オラの店に無言で入って来て無言で出て行く子が多いと躾を疑い、嫌いと書いたがど~も違うらしい。
県外のお客さんから指摘を受けて初めて気が付いたがオラはどうやら見た目が『怖い』らしいんだな。
店に入って声を掛ける際に軽く緊張したみたい・・・。
そー言えば先日の合同採集でも山の中で初対面だったら声を掛けたくないとも言われ『何で?』と聞いたら『蝶野みたいだもん』と言われました。
更に以前には山の養殖場に行き小屋に近づいたら先に来てた知人の連れが
窓越しにオラを見て『やだら気合いの入った人が近づいて来た!』と怯えたらしい(筋の人と勘違いしたらしく・・・)。
オオクワも自分で締められず、動物好きな天使のようなオジサンと思っているオラは自分の傍目が全く分かってなかったのでした。
中々火は付かないが一度キレたら『今後自分がどうなろうとお前だけは生かしておかねェ!』という部分もあるけど・・・。
フランダースの犬を今見たら間違い無く泣いちゃうオジサンなんだけどねェ~。
無言で入って来たのはシャイなだけ、出てくとき無言なのおっ怖なかっただけ、店出るとき戸をガシャッ!と締める人はビビって逃げ出しただけ・・・と考えれば腹も立たんわな。
『皆んな、ホント~にゴメンネ~!(塙:金平会長風)』。
以上『羊の皮を被った山羊』の反省でした。
【子供は残酷】
店に入ってくるなり『オジサン!この虫とこの虫を闘わせてみてよ!』と言ってくる子供が年に何人か来る。
そう言う子には、買ってから何をしようとオラは知らないけど、闘わせる前提で買うってんならオラは売らないよと言う。
『え~っ何で?』と子供。
『嫌いなんだよ、だって可哀相じゃん』とオラ。
本当のところはどちらも分かるんだが、考えさせる意味で一応そう言うことにしてる・・・。
これは闘犬好きと闘犬嫌いの問答にも通じる問題。
闘犬嫌いはわざわざ人間の趣味で傷付け合いさせて・・・動物虐待だ!と言うし、闘犬好きは犬が闘うのは本能だ!戦いたいんだ!俺は犬が好きだしその辺の奴らより手を掛け、愛情持って飼育してる!と言う。
ここまではどちらの意見もオラは分かる。
が、どこかで一つの線を引くとなるとこうだ、即ち闘犬好きの中には負けた犬を処分して次の強い犬を飼育する為に食肉用に回すというもの・・・。
これはオラも『え~???』だ、な・・・。
しかし、『これは俺らの文化だ、伝統なんだ!』と言われたらあらゆるところに問題が広がってしまう・・・。
闘犬という趣味がなければ土佐犬という種を維持保存することも出来なくなる可能性だって全くの否定はできないしね・・・。
・・・てなことを書いてるオラ自身が子供の頃は虫の暗殺者だったね!。
(以下を子供の頃の貴乃花親方の口調でお読み下さい)
カブトムシのケンカ?やらせたよ、当たり前だべや。
バッタの脚?もいだよ(切断)だって飛んで逃げるモン!。
アリの巣?水入れたりね~スコップで掘るの!パニック起こして卵運んだりするんだよ~♪。
あとね~大きい蟻居るじゃん?アレにね~液体状の『セメダイン』塗るの~刷毛付いてる奴う~。
だんだん動きがスローモーションになってね~最後カッキ~ン!て固まるのカッキ~ン!って、キャッ♪キャッ♪キャッ♪!。
そんなお前が何を言う?と言われそうだが・・・命を預かりその尊さを知らしめる、死を見つめさせる、虫を知る・・・子供達にそんなことに触れさせるのが今のオラの役目の一つでもあると思ってる。
大人になったら逆に虫を締めれなくなってて、Y君の『標本用は綺麗な内に締めましょう~♪』という明るい言葉には大分助けられた・・・。
けど、自分で採ったオオクワはまだ締めたことが無い・・・。
毒ビンにえいやっと放り込んですぐ『あぁぁ~!』と叫んで取り出してしまうんだな・・・人は矛盾に満ちた生き物である。
野生動物の方が純粋で迷いが無い・・・。
子供が残酷なのは当たり前だ、野生動物のように本能寄りで生きてるんだから・・・。
【完全体育会系の店】
何度か呟いているがオラの店は完全体育会系の店であ~る。
真夏に親子連れで入店してきて親→子供と来て戸を開けっ放しで入って来たら
『冷房してるんで戸、締めてくれっかな~?』と言う。
何度来ても黙って入って来て黙って出てく子には『お互い挨拶くらいちゃんとしようぜ、なあ~?』とも言う。
最近来なくなったオラの店2代目マスコット、ピーちゃん(正式にはピー◯◯という頭の中の状態を意味する野菜の名が◯に入る)もそんな一人だった。
ピーちゃんはオラの店で『こんにちわ・有り難うございます・すみません・さようなら』という日本語を覚えて行った。
平衡感覚能力に乏しい上に茶化しっ子(津軽弁:そそっかしく落ち着きのないバカっ子)だから店に来る度に何か破壊していくし、オラが腰を痛めていた時に、コレ頂戴って10リットルのマットを膝の上に放り投げられたりしたので非常に教育のし甲斐があるバカタレだった。
この時は『物を投げるな!このバカタレめが!』と◯をシャ◯◯ィーパットしてやった。
そのピーちゃんが高校進学とともに店に来なくなったのは
➀オラの教育方針に疑問を抱いた。
②虫に興味が無くなった。
③落第して新聞配達を親に命ぜられてる。
のいずれであろうか・・・願わくば③であってもらいたい。
何故ならば社会不適合児と呼ばれたオラが辛うじてリーマンできたのは新聞配達を経験したからじゃないかと今でも思ってるからだ。
低賃金(当時1ヶ月働いてたった1万2千円)で毎日早朝から遅配の恐怖と闘いながら自転車を漕ぐ辛さよ・・・。
何が一番辛かった・・・というか惨めだったのが年末の配達で、着飾った同年代の少年少女がそろそろ初詣に行こうかという中をいつもの3倍以上の重さになった新聞を雪の中、店舗と3往復して配達することだった。
まるで『フランダースの犬』の少年のような気分だったね(特に意味は無いが・・・)。
新聞配達は精神的に強くなりますぜ。
複数のお客さんがいる時にギャーギャー騒ぐガキんちょが入って来たら『五月蠅せーぞ!静かにせんかい!』とも言うしね。
ラーメンの鬼の佐野さんみたいに店の看板の下に『完全体育会系の店・入店後私語厳禁!』とか書いておこうかね?そこまでやっちゃあ即倒産で父さんバンザイ!だろうね・・・。
二歩手前でやめとこう・・・。
【家庭菜園】
いよいよ年を経て足腰が立たなくなる前に庭木の整理をせねばならん。
そのついでに家庭菜園の作付け面積も増やしておきたいと二年計画で改造に着手した。
家庭菜園の増床には、単にクワ貧生活に耐えるために食費を更に抑えようという理由と日本が経済破綻したり戦争になったりしたら最も重要になるのは何かという議論で珍しく同級生のK君と意見の一致を見た為だ。
もっとも、そんなことになったら家庭菜園程度じゃ死期を3ヶ月も先延ばしできれば御の字だろうが・・・。
もっと貯蔵性のある作物も増やさねば・・・だってその有事が12月に来たら、食いしん坊万歳!のオラはたちどころに衰弱するだろうから・・・。
具体的にはジャガイモとニラとタマネギ及びカボチャの作付けを増やした。
更に4年ぶりに大根も付けた。
この大根こそが野菜栽培の基本中の基本になる作物らしく、土が出来てないと途端に何を着せても可哀相なJKのような桜島大根もどきが出来上がる。
培養土は虫の飼育に使い終えた廃マットを適宜流用する。
多少窒素の含有量が多くて単体での使用は好ましくないらしい・・・。
トビムシが沸こうがコバエが沸いたのだろうがお構いなしだ。
培養土としての栄養価は落ちるのだろうが、外産カブトを飼育中にコバエ天国と化して後その隆盛が衰え滅んだあとのマットというものはほれぼれするほどの超微粒子だ(笑)。
このカブト廃マットを山のヤマトカブト繁殖地に積み、その役割を終えた所にジャガイモ畑と化した土をコガシラクワガタの産卵セットの一部に使うという目論見もあった。
ジャガイモ畑の害虫という噂もあったので検してみたかったのだが、次年度から輸出禁止というのにチリ地震によってこの計画は泡沫の夢と消えた・・・。
野菜の栽培というものは爺臭く思われるかも知れないが成長していく姿を楽しみ、手を掛けただけその恩恵を返してくれる。
ある意味カブクワの幼虫飼育と変わらないと思う。
ナスなどは手を掛ければ掛けるほどその労苦に報いてくれる野菜らしく、手を掛けようが祈ろうが何をしても大歯になってくれない(それはそれでやりがいと言うかロマンだが・・・)アラガールに比べれば素直この上ない・・・。
本当は果樹も植えてみたいのだが、それをやっちゃあ庭木を整理した意味が無くなる。
何をどう植えたら理想的な菜園になるのか・・・それを考えるのもこれまた一つの楽しみでもある。
【大間(オーマ)の休日】
遅れていた5周年記念セールにお越しのお客様、有り難うございました。
殊に職場を早退してまで駆けつけてくれたX氏には頭が下がります(って言うか、大丈夫っスか?)。
お陰様で無事終了できました。
翌日の定休日からポイントの下見と言う名の放浪の旅に出た。
まだ見てない場所から昨年やった場所で一定方向からしか飛んで来なかった謎を解くまで、シーズンインまでの間に確かめておきたかったから・・・。
そしてもう一つの狙いが県内の地物のマグロを食い倒して来ようというもの。
ガソリンが高騰してて懐が痛いが時は金なりでやむを得ない・・・。
予定の半分以上を消化した時点で佐井村に入った。
以前魚釣りに発狂していた頃、この村の確か福寿荘という民宿に泊まったことがある。
部屋がいい訳でなく、温泉も無いし窓からの眺めがいいわけでもないこの宿の売りはズバリ食事である!。
一泊5千円前後・・・だったかな?だから高級食材なんぞが並ぶ訳がないのは当たり前だが、ここら辺りの旬の旨い食べ物が出てくる、出てくる、更に出てくる・・・えっ?まだ出てくるの?・・・そろそろ勘弁シテくださいってくらい延々と出てくるんである。
先にビールなんぞを飲んでた奴は一発昇天!俺らフードファイターじゃないかんね!。
結局最後の料理まで食べ尽くしたのはオラだけだったが、皆がまだ食べれそうだったらまだまだ出てくる雰囲気だった・・・。 ソイという魚を釣りにきたのだが全員マグロになってそれぞれ這うようにして寝床に戻って行ったもんだ。
高級食材は使ってないと書いたが、恐らく県外の人が(東北以外かな?)食して一番驚くのはモズクであろうか・・・。
ヌルヌルでシャキシャキの歯ごたえと『磯のかまり(*津軽弁:香りの意味』フンカフンカで絶品であるだよ。 中央の人間はモズクというと沖縄のそれを思い出すのであろうが、オラ達に言わせればあれは別な物!と厳かに言いたい。
KBファームの黒沢社長も青森に遊びに来た時にこのモズクを食べて驚いてお代わりしたくらいだからね~♪。
結局下見の方は頑張ったが、頑張り過ぎてマグロを食べてる時間が無くなってしまい、喰い損ねた・・・。
まあ、大間のマグロはそこそこ食べてるから良しとするか・・・。
翌日は正反対に南下して秋田との県境へと流れて行った。
そう言えば深浦のマグロは食べたことがないのだ・・・食さねばならない!。
・・・と言うことで一目散にウエスパ椿山へと直行!。
ここの一押しであるマグロステーキ定食なるものは確かに旨そうだし手が込んでいるが値段が高いし、何か躊躇うものがある・・・そうだ!男の食べ物は断固として『マグロ鉄火丼』である!。
注文を取りにきたウエイトレスちゃんにコレっ!と指さして鉄火丼を注文した。
出てきたマグロ鉄火丼を早速食べてみる・・・。 フムフム・・・寿司と違ってあまり熟成させないで供するのであるな・・・。
大間と違ってこの辺りで採ってるのは大きくて50キロ未満くらいのマグロであろうからこのくらいで出した方がいいのだろうか。
観光客相手の料理で千円の値段としては秀逸と言っていいかとは思うが・・・一言だけ言わせて頂きたい。
惜しむらくは飯の量がちょっとだけ足りない!。
マグロの切り身に対しての飯の量は重要だ!というのがオラの持論だ。
マグロって魚は刺身で食う物じゃない!できれば寿司で酢飯と一緒に食べて真価が判るものであって、切り身と飯のバランスが大事なんだ!・・・と思うんだ。
大間の敵を深浦でとったので元気モリモリで山に再突入!。
カモシカの親子、エテ吉(ニホンザル)の集団、リスなどと戯れながら下見を重ね、お土産にミズ(山菜)を採って帰宅した。
ここでオラ推奨のミズの食し方をひとつ・・・。
・皮を引いたミズを洗って適当な大きさに切る。
・ミズの上からポン酢(ゆずぽんが宜しい)を掛け回して最後に少々の醤油を足す。
・最後にここにたっぷりのカツオ削り節を加えて一晩浸けるのことよ。
翌日あなたは大いに酒を呑み、翌々日の朝布団の中で『飲み過ぎたのは~あなたのせい~よ~♪』と力なく唄っていることだろう・・・。
今年の採集の準備は大体整った・・・いざっ!。
【今年こそは・・・】
県内のクワガタは全種狙って採れるようになったものの、未だ採集が果たせない色や産地のものは多々ある・・・。
某地の幻の赤ノコはほぼ心が折れかけている。
腿節真っ黒けのミヤマ♂は採集を続けている限りチャンスはあるのだろうが採れる気は全くしない・・・。 幻のオニクワまた然りである・・・。 これらに比べたら新産地のオオクワの方が容易いかとも思える(これはこれで金と時間と労力と執念を必要とするけども・・・)。
県内のオオクワ棲息調査も今年と来年くらいで大まかなところは制覇したいのだが実はクワガタ以外でも狙っている獲物がある。
一つは『マツタケ』である。
これは一度採るだけで満足かも知れない。
旨いとも思わないし、食べたい訳でもなし・・・ただ単に採ってみたいだけなんだな。
これまで生きてきた人生のなかであの匂いを嗅いだのは本物では殆どなく、圧倒的に永谷園だった訳だから・・・。
一回だけ採って縦に割ったのをど~んとあぶり焼きにし、吸い物を一品、そして炊き込みご飯で食す・・・。
これで満足じゃ・・・消化悪いみたいだし・・・。
もう一つは『舞茸』であるな。
これは天ぷらとすき焼きなどの肉料理と合うので大好きだからこっちの方が燃える・・・。
鉄砲撃ちは熊を仕留めたら『イヨマンテの夜』を唄いながら踊りを山の神に捧げるらしいが、舞茸も採れたらうれしさのあまり自然に踊り出すという。
もし採れたらオラは何を踊ればよかんべ・・・。
オラの生地の『花笠音頭』だば山の神に怒られるかや?。
とにかく挑戦してみるべさ。